【ハロウィン】コウモリネクタイの奇妙な猫のペンダント

【旅する飾り屋の話　―二度あることは…？―】 カボチャ頭の子供に振り回された飾り屋とトランクは急ぎ宿を目指していた。 ≪やあこんばんわ、飾り屋さん。≫ 突然声がしたと思うと同時に複数のバサバサとした羽音が聞こえてきた。 『こ、今度は何！』 とトランクが驚いてたのもつかの間、 宵闇の紫から明星の橙色のグラデーションに星屑をちりばめたような奇妙な猫が現れた。 首元にはコウモリの形をした首飾りをして随分上品な佇まいをしている。 ≪先ほどパンプキン嬢が飾りを見せにきてね、 中々に良いものだったから私もぜひ頂きたいのだが…ダメかね？≫ そう言うと猫の周りで闇に潜んでいたコウモリたちが一斉に目をぎらつかせた。 『ひいいっ！どうして今日はこう災難ばかりにあうの！』 トランクの情けない声に同意しつつ、 飾り屋はわかりました、と言ってトランクからいくつかパーツや 液体の入った小瓶を取り出した。 そしてそれらを組み合わせた後指を鳴らすと 手から猫とそっくりなペンダントを出した。 ≪ほお、これは私かね？ははは、気に入った！≫ そう言うと猫は尻尾で飾りを受け取り代わりに飾り屋の手に光る石を渡した。 ≪それはお代だ、受け取っておきたまえ。ああ、あと君たち――≫ 猫は飾りを尻尾に巻き付けて上機嫌に言ってきた。 ≪パンプキン嬢が飾りを見せびらかしておるから、きっとこれからもどんどん忙しくなるぞ。 まあ頑張ってくれたまえ。≫ そうして猫とコウモリ達は羽音と共に闇に溶けていった。 『……飾り屋、逃げろ――！！！』 その後トランクを抱えて猛ダッシュする飾り屋の姿があったとか無かったとか。 そんな旅する飾り屋と相棒のトランクの話。 【商品詳細】 不思議に満ちたハロウィンの夜にぴったりなペンダントです。 ぜひハロウィンの仮装や秋のお出かけにお使いください。 大きめのモチーフに長めのチェーンで使いやすくなっております。 こちらは受注生産商品になります。 その為写真と全く同じ商品になりません。 個体差が出ますのでご了承くださいませ。 【サイズ】 ペンダントトップ　長さ約4.3cm×幅1.5cm×厚み0.5cm ネックレスチェーン　約55cm＋アジャスター約5cm 【素材】 金属チャーム ゴールドチェーン（金メッキ） UVレジン