今後の作品販売について

今後の作品販売について

2021/6/6更新! みなさま、お久しぶりです。 One-OffKAOです(*^▽^*) 梅雨に入り、お天気がすぐれない日が続いていますが みなさまお元気でしょうか。 今日は、いつもOne-OffKAOの作品をご覧頂いているみなさまにお知らせがあります。 【今後の作品販売について】です。 これまで数多くの作品を製作してきた中で 特集掲載して頂いたり 季節のお花がとても人気で完売したりと 嬉しいことがたくさんありました。 そんな嬉しいことがあった半面、 これまでいくつもの悩みも抱えているのが現状です。 今抱えている悩みは、 『再販をしたくても全く同じに作れない』ことです。 ハンドメイドを愛するみなさまであれば ほとんどの方にご理解いただいていることだと思いますが 全てハンドメイドで作っている以上 やはり全く同じには作れないのです。 型紙が同じであれば、同じサイズにできます。 でも、その時の私にしか作れない、切れない形があります。 同じように革を染めるため どんなに詳細に染料の組み合わせや対比を書いていたとしても ほんの少しの染料や水分量の違いで 全く違う色合いになってしまうことの方が多いです。 そして、その時の私自身の心が作りたい色であるが故に 「どうやってこんな色を出したんだろう?」と 自分でも不思議なくらい分からない時もあります。 もしかしたら、それは作家として失格なのかもしれません。 たくさんの方に使っていただきたいから 再販のご希望に添えるように頑張って作ってみよう と、これまで何度も何度も繰り返しやってみましたが やはり、どれだけ頑張っても全く同じ色には仕上がりませんでした。 染めた時には「この色がすごくステキ」だと思うけれど 客観的に前作と見比べてみると 鮮やかさがなかったり、色合いが明るすぎたり 同じに作れないことに心底落ち込んだりしていました。 同じものが作れなかったから これはもう廃棄しようとして捨てられない革花たちも たくさんあります。 そんな革花たちを見ていて私としてはとても胸が痛いし 世に出ないまま、誰にも見てもらえないまま しまいこんでおくのは違う気がするんです。 そこで、考えました。 完売してしまった作品をどんな形で再販しようかと。 根本的にハンドメイドの楽しさは 人が作るものだからこそ ひとつずつの表情が違うところがいい点である考えています。 同じサイズ、同じ形に作ると言っても 私の場合すべてはさみでひとつずつ切っているので もちろん全く同じにはできません。 前述しましたが、染料を全く同じ対比にして作ったとしても 全く同じになんてできません。 それに、作っていくうちに少しずつ改善点が見つかり どんどんアップデートしていきたいと 常日頃から思ってきました。 だからこそ、同じにならないのは当然なのです。 それならば「再販」という形をとるのではなく バージョンアップしたものを販売したらいいじゃない?と考えたのです。 元々作ろうと思ったきっかけは同じでも 形や色合いが微妙に違っていって Ver.1はあまり好みではなかったけど Ver.2はすごく好きな色味だったとか そんな運命の出会いがあってもいいじゃん!と。 もちろん、まあるい形の赤いお花だったのに カクカクの四角い黒のお花になった!とか そんな突拍子もない色や形の変化があるわけではありません(;^_^A ほんの少し色が淡くなったり ほんの少し色が濃くなったり …と、前作との違いを楽しんでいただけたらいいなと そう思うのです。 作品との出会いはご縁だと考えているので どんなに「これが好き!欲しい!」と思っても その時に在庫がなければご縁がなかったのだと思います。 その代わり、後々「あの時の作品よりこっちが大好き!」 と思える作品との出会いの方がよほど大切に思うから。 今後は【再販】という形での販売はいたしません。 代わりに、完売後に追加製作したものにつきましては 同じ作品名にver2などと追記して新たな作品として販売します。 その点につきまして、ご理解いただけますと幸いです。 みなさまとハンドメイド作品の運命の出会いが もっともっとすてきなものになるように 今後も新たな作品を生み出してまいります。 これからも、One-OffKAOをどうぞよろしくお願いいたします。 One-OffKAO  道田 香織

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