イベントで出店した際に、
「これは何?糸を巻いているの?」
「樹脂でできているの?」
と聞かれることがあります。
質問してくださるお客様にはその場でお答えしていますが、「もっとたくさんの方に加賀ゆびぬきについて知ってもらいたい!」
と思い、レターを書いてみることにしました。
写真が1枚までしか掲載できないので、複数回に分けてお届けします**
今回は第一回、「どんなものでできている?」
いきなり材料の話から初めてもいいのですが、
ちょっとクイズを…
加賀ゆびぬき、重さはどのくらいだと思いますか?
実際に取っていただいた方の多くが「軽い!」とびっくりされます。
そうなんです、とっても軽いんです。
通常サイズのゆびぬきの重さは 2g前後。1円玉2枚分くらいです。
金属製のゆびぬきが一つ5g前後らしいので、その半分以下です。
軽い理由は、その材料。
加賀ゆびぬきの主な材料は
・厚紙(ハガキやケント紙くらいの厚さで、幅約11mmのものを作りたいサイズに合わせてカット)
・バイアステープ(綿で薄手のもの。好きな布で作ることもあります)
・真綿(細く引き伸ばして使います。手芸綿はちぎれてしまうので代用できません)
・和紙(真綿の上から巻きます。等分線を付けて、かがる際の目安にします)
・絹糸(加賀ゆびぬきの主役。通常サイズのゆびぬきで、10m前後使用します)
このほかに、作品によってはラメ糸や金糸、銀糸なども使用します。
軽い素材ばかりですね♪
軽い素材ばかりなので、「強度は大丈夫なの?」と不安になるかもしれません。
それについては次回、お話させていただきたいと思います♪
これらの材料を、木芯棒、ハサミ、針、定規、筆記用具などの道具を使って、加賀ゆびぬきに仕上げていきます。
ゆびぬきを作る工程についても、またレターにします!
最期までお読みいただき、ありがとうございました(^^)