べきせいどう
觅青堂 現代龍泉「青磁」を中心にお取り扱いしております
ー 千年越しの美しいさ
ー 清澄な青の至宝
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青磁とは、中国から起源した透明感のある青から青緑の色の青磁釉を施した磁器のこと。
青磁の中では最も上質な青磁と言われたのは、龍泉青磁である。
青磁の特徴的な青緑色は、釉薬や粘土に含まれる酸化第二鉄が、高温の還元焼成より発色したものである。
龍泉地域は、素地になる材料粘土と紫金土の豊かな天然環境に恵まれ、薄く練った砧青磁の素地を作り、青磁釉を何度も厚くかけているため、美しい青磁器が生まれた特別な理由があったのである。
【龍泉青磁の釉色】
千年前の南宋時代、龍泉青磁器の先祖とも言われた兄の章生一、弟の章生二により龍泉青磁器を創った伝説がある。龍泉では、人気話題でもある。
龍泉青磁最大特徴と言えば、釉薬を何度も厚くかける"複数回施釉"工法である。
■弟窯(弟の生二)の特徴:
特徴は、「白胎厚釉、光沢柔和、温润如玉」。
胎土:灰白胎土
工法:青磁釉を何度も厚くかけ、器形豊満、釉色潤沢。
「粉青」(ふんせい):
釉色は、藍みのある鮮やかな青く美しい粉青色をしており、日本では「砧(きぬた)青磁」と呼ばれている。
雨後の青空のような青色をしており、「雨過天青釉(色)」と呼ばれ、青磁釉に微小な気泡が潜んでいるため、より一層美しく澄んだ半透明感があり、美玉のように豊満潤沢、とても上質なものを感じられる。
「梅の青」(うめのあお):
釉色は、豊満、潤沢で「青葱翠緑」の鮮やかな美しい青緑色でをしている。
粉青より緑色が強く、青磁釉に微小な気泡が潜んでいるため、より一層美しく澄んだ半透明感があり、翡翠のように豊満潤沢、とても上質なものを感じられる。
■哥窯(兄の生一)の特徴:
特徴は、貫入「紫口鉄足、釉裂成纹、釉層豊満、釉色清雅、古色古香、庄重典雅」。
胎土:黒色胎土
釉色は、ヒビのような貫入が青磁器表面を走り、とても綺麗な落ち着く大人な味わい深い高貴感がある。
釉薬を何度もかけ、釉肌が豊満、潤湿で、素地釉薬と焼き温度の違いより「氷裂紋」と喩えられる複雑な細かい綺麗なヒビが表面を走り、立体感のある深遠な美しい色をしている。
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