2022年最初の壁画アートは、
私たちのアートギャラリーがある神奈川県二宮町からスタートです。
この地域は古くから西湘や湘南と呼ばれている地域ですが、
最近では皆様が「エリア8.5」と呼ぶようになってきました。
「浮世絵師の歌川広重の東海道五十三次に出てくる宿場の番号で、
8が大磯で、9が小田原なので、その間にある二宮を含めたエリアを、
「ハッテンゴ」と呼んで湘南みたいな地域名にしようと、
ここに住む色んな業種の方が呼び出したのが始まりです。
ちなみに私たちのギャラリー名も「8.5 ハウス」と8.5がつきますが、
元々、ギャラリーを建てた建築士さんの1人が、
作品名として「8.5 house」と付けたのが語源です。
その「8.5」という解釈を皆様が気に入ってTシャツにしたりステッカーにしたりと、
地域名として掲げて広まっています。
今回ご依頼いただきました「フルサワ印刷株式会社」さんも、
そのエリアを愛する方々で、
古くから二宮町を盛り上げることに貢献されております。
浮世絵を使った印刷のご依頼も多く、
今回はそういう背景もありメインのモチーフとして使用しました。
アーティストの乙部遊のアイデアでストリートカルチャーを、
上手く浮世絵に融合させた作品に仕上がったと思います。
この壁画は、
1月〜2月は近くの吾妻山へ菜の花を見に登る方が沢山通る場所で、
普段はバス通りだったり、通学路だったりと、二宮町の中心のようなストリートです。
次世代の若い子供達への刺激になればという思いを込めて制作したので、
沢山写真を撮ったりして楽しんでいただけると幸いです。
次回の壁画は小田原市の芸術祭にちょろっと参加する予定です。