モノにやどる意識

モノにやどる意識

日本には古来より「八百万の神」という考え方があります。 これは、自然界のあらゆるもの、山や川、石や木、そして人が作った道具に至るまで、すべてに神や精霊が宿るという信仰です。 この考え方は、物質が単なる無機質な存在ではなく、意識やエネルギーを持つものとして捉えられてきました。 現代の量子力学においても、物質は単なる静的なものではなく、エネルギーの波動によって成り立っていることが示されています。 量子レベルでの粒子は、観察されることによって性質を変えるという「観察者効果」があります。 これは、物質そのものが意識や意図と相互作用し得る可能性を示唆しています。 つまり、私たちが意識を向けることで、物質のエネルギーや波動に変化を与えることができるという考え方が、量子力学とスピリチュアルな概念の橋渡しとなります。 波動を意識したライフスタイルを実践している人々にとっては、身の回りの物やアクセサリーが持つエネルギーが、自分の波動と調和し、日々の生活に良い影響を与えることを実感していることと思います。 千羽鶴のように、幸せを願って作った物にはその想いが宿りお守りとなり、隣国の激安ブランドのような物は、劣悪な環境で作り手の苦しみが宿った呪物になります。 物質はただの無機物ではなく、意識を持った存在として私たちに関わっています。 心の中でも良いので、時折、声をかけてあげてください。 物に込められた意識やエネルギーを感じ、日常生活に取り入れることで、私たちは自らの波動を高め、意識の次元上昇を果たすことができると考えます。 人類全体の意識が高まれば、科学技術は自然破壊ではなく環境改善に活用され、動植物たちだけでなく、山や川、石や大地、空や海たちとも心を通わせ、助け合いであふれる優しさの楽園「地球」が実現できる。 そんな未来をひそかに夢みています。 物質や空間との意思疎通を意識してみてください。 この世界に隠された、もうひとつのレイヤーを感じられるようになってくるはずです。

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