棒っきれ

主に伊勢湾岸に漂着する流木を『DIY・ハンドメイド・美術芸術オブジェ等の作成』※1を用途とした方向けの木工素材として販売致します。

当ショップは『菌類・細菌類による腐食・風化・ひび割れ・毛羽立ち・シロアリなどの虫による食害痕』など、樹木が流木へと変化する経過途中に起こり得る全ての自然現象を『自然の力による工芸』として肯定的なものとみなします。よって、浜辺に漂着時の状況を可能な限り保存するため、販売までに行う『洗浄・煮沸滅菌・水のつけ置き・完全乾燥』※2の作業はあくまで流木のそれ以上の腐食や臭い発生等の劣化を防ぐためのものです。作業において『完全アク抜きや沈水確認』等の行程は行なっておりませんので、販売される流木は全て『アクアリウム・テラリウム』等の水槽レイアウト用途を対象としてはおりません。購入される方で水槽レイアウト用としてお使いになられる場合は、お客様の自己責任の下で処理・使用していただくよう、よろしくお願い申し上げます。

※1流木の強度によっては家具作成などの重量耐久が求められる素材に適さない場合がございます。販売の流木の情報については強度に関係する劣化状況を含めまして一つ一つ詳細説明を商品ページに添えさせて頂きますので、購入される方はそれを熟読された上でご購入を検討されてください。
※2流木は基本的に以下の工程で販売前の処理を行なっております。↓

洗浄（浜辺から持ち帰った後は水道水と毛が柔らかいブラシで砂や目立った汚れを洗い流します）
煮沸滅菌（水と流木を満たした鍋を加熱し約30分〜の煮沸後に加熱を止め、界面活性剤抜きの純酸素系漂白剤を入れてしばらく放置します。
水のつけ置き（煮沸滅菌からお湯の温度が『常温〜お風呂の温度』まで冷めた辺りで鍋から流木を取り出し、『海水由来の塩分・漂白剤によって脆くなった汚れ・漂白剤由来のナトリウム』等を抜く目的で水を貼った別の桶に重しと共にビニール紐で縛り付けて冠水した状態で1〜7日ほど蓋をして放置します。【※水中への完全冠水、桶に蓋をする行為等によって、空気中由来の微生物からの汚染を軽減することができます】この間流木の状態を観察しつつ水を交換したり、採取時点で進行中だった腐食によって脆くなった部位や海を漂流中に固着したフジツボ等の殻を硬いブラシで除去する作業を行います。この時点で臭いがキツかったりフジツボ殻があまりに多かったりすると、再度煮沸滅菌工程を繰り返す場合がございます）
完全乾燥（汚れが素材用途に問題なしのレベルと判断した後、ぶら下げネットに載せた状態で天日干しを致します。この間、流木同士が重ならないよう、そして雨には絶対に濡らさないことに注意します。夜間は夜露の被害を防ぐため、室内に取り込みます。屋外⇄室内の乾燥を繰り返した後、水分が完全に抜けた流木の表面を仕上げ用の柔らか短毛ブラシを使って粉状の木片や埃を払い落として完成とします）

上記の処理行程は今後、流木処理についての調査やお客様からのフィードバックを受けまして改良のための変更を行う可能性がございます。

【当ショップにおける流木のサイズ規定】

当ショップでは実測値より小数点以下の数値は切り捨ててたサイズを表示しております。

SSサイズ: 最長辺が19cmまでのもの

Sサイズ: 最長辺が20〜29cm、且つ最長辺+幅+高さ=40cmまでのもの

Mサイズ: 下記の2つのうちどちらかに相当するもの
・最長辺が30〜49cm
・最長辺が20〜29cm、且つ最長辺+幅+高さ=41cmを超えるもの

Lサイズ: 下記の2つのうちどちらかに相当するもの
・最長辺が50cm〜79cm
・最長辺が30〜49cm、且つ最長辺+幅+高さ=61cmを超えるもの

LLサイズ:最長辺が80cmを超えるもの


※サイズ規定について今後更新される可能性がございます

棒っきれのような人が浜辺に打ち上げられる棒っきれの魅力に取り憑かれました。