治五左衛門（じござえもん）

山形県鶴岡市にある枝豆農園「治五左衛門（じござえもん）」です。
庄内平野の自然豊かな土地で【だだちゃ豆】を中心に様々な品種の枝豆を育てています。

また秋に収穫される希少なもち米で作られた【寺田もち】を12月の期間限定でお届けしています。

■『だだちゃ豆』代々受け継がれてきた特別な枝豆■

みなさん、「だだちゃ豆」はご存知でしょうか？
「だだちゃ豆」は、鶴岡市の土壌や特殊な気候で長い時間をかけて育まれてきた在来野菜です。
茹でると独特の香ばしさを放ち、噛むほどに甘みを感じる、まさに「究極の枝豆」といえます。

『だだちゃ』とは、山形県庄内地方の方言で「一家の主人」「父親」「おやじ」という意味があります。庄内藩主酒井の殿様が献上された豆を好み、食べる度に「どこのだだちゃが作ったのか？またあのだだちゃの豆が食いたい」と尋ねたことから、この名がついたという説が一般的です。

【治五左衛門のこだわり①　～種～】
種は昔から代々農家自身で育てた作物から種を採り、良い種を選別し再び作物を育てています。
だだちゃ豆は、発芽率が低い枝豆と言われており、100粒まいても、10粒しか芽が出ないものもあります。春の種まきの時期は、「少しでも多く発芽しますように」と祈る気持ちで播種を行います。

【治五左衛門のこだわり②　～土づくり～】
治五左衛門では、自家製堆肥を使った土づくりをしています。毎年収穫し終えた枝豆の枝や葉を積み上げ２～３年かけて堆肥化したものや、稲作から出たもみ殻、醗酵した米ぬかなどをバランスよく与え畑の土壌改良と養分を補い、だだちゃ豆が美味しくなる土づくりをしています。

【治五左衛門のこだわり③　～鮮度～】
だだちゃ豆は、通常の野菜に比べ呼吸量が多く、収穫後の鮮度低下が著しいと言われています。我が家では、太陽が昇る前から収穫を始め、すぐに枝からサヤを外し、選別に入ります。その間も豆の冷却・保冷を行い、枝豆の温度を低く保つようにしています。当日収穫したものは、当日発送をしています。また、鮮度を保つために専用の鮮度保持袋を使用し、全て冷蔵便で発送します。

★★毎日うまいだだちゃ豆が採れるのはなぜ？


★★だだちゃ豆の早朝収穫の様子


■『寺田もち』その昔、お殿様に献上された美味しいお餅■

治五左衛門の農園がある寺田地区には、限られた土壌の田んぼからしか収穫されない貴重なもち米があり、このもち米は味わい深く、極上のもち米「てらだもち」と呼ばれていました。現在は、ほんの数件の農家しか栽培しておらず、また自家用米や縁故米として栽培されているため、ほとんど出回ることがない「知る人ぞ知る」お餅です。

「粘り」と「コシ」が強く、噛むほどにもち米の旨味と香りを感じるお餅です。
11月～12月の期間限定で、だだちゃ豆入りの「だだちゃ餅」や、だだちゃ豆を100%使用した「だだちゃ豆あん」、その他、「白丸餅」「濃厚よもぎ餅」「とち餅」などを販売しております。

■治五左衛門は、山形県鶴岡市の15代続く農園です。だだちゃ豆や、水稲（米・もち米）などを栽培しています。
■平成21年には、「山形セレクション」に認定されました。
（高品質、安心安全、自然歴史文化の継承を軸に厳選された最高級品の証）
■だだちゃ豆においては「エコファーマー」の認証を受け、化学肥料・化学農業を低減し、持続性の高い農業生産を営んでいます。