朝凪のいろのおはなし

朝凪のいろのおはなし

夜が終わり、 空と海のあいだに いちばん静かな時間が流れるころ。 それは、風さえも息をひそめるような、 穏やかな朝のはじまり。 くまさんたちは、 こんぺいとうの森の夜明けに、 小さく光るかけらを見つけました。 ふんわり、やわらかな もも色とみず色。 その色は、どこか懐かしくて 心にすっとなじむような気がしました。 「これ、朝の海みたい。」 小さな声が、森にこぼれます。 くまさんたちは、星のかけらをそっと集めて、 そこからひとつの絵が生まれました。 それが、「朝凪」です。 空と海の境いめが溶けるように、 やさしい色たちがにじむ柄は、 見ているだけで心が静かになっていきます。 今日がはじまる、すこし前の静けさ。 風が止んで、 光が目を覚ますまえの、 あの ひとときのような。 https://minne.com/items/32727529
  • 💖
  • 1

くまさんの相棒ʕ•ᴥ•ʔ

クマモリ
作品を見る