今回の作品 相傘です。
一筆書のあの相傘をフードと背面を利用して、制作しました。
あの相合傘とは、ちょっと違って取手が付いています。
日本でお馴染みの相傘は、取手はないかなと思います。
無くても良いのですが・・・長年作ってきたのでこのまま制作しています。
取手の向きも考慮して、左側にハートを刺繍しました。
私の思考で、右側に傘を持つ人(サポートする人)⇨左側に傘に入る人(援助を受ける人)という風にしてみした。それが、ハートを意味しています。
また、座布団
座布団(範囲)に身を収めることで、安定、沈着・・・姿勢を良くすることで、背面の美しさ、きちんと身をこなす、まとめる、というような意味合いを込めています。
ハートのイメージの説明をすると、
相手の気持ちを受け入れる、身をおく、結ばれるといったような結びつきをイメージしています。
その頂いた気持ちを貰って落ち着くという連想をして、このような作品になりました。
そして、正座は日本をイメージしています。
そして、赤い靴下は、足裏を重ねることでハートのように見えたので、赤い靴下で色を統一しました。ハートが地に落ちた感じでしょうか。
昔から、寺小屋など勉学や精神を鍛えるためにも正座を独特の文化にしていたようです。
自分の考察ですが、その子供たちの寺小屋での風景も座布団とともに色々な姿が見受けられそうだなと思います。
姿勢良く勉強する姿はもちろん先生に褒められていだだろうなと。
疲れて机にうなだれる姿
座布団を枕にして寝ている姿
机の上に座る
座布団を投げる→これは今も相撲でも見受けられてます。試合での場面で投げるシーンがありますね。
地震、災害が起きた時の頭を覆う役目
怒られた時、雷が起きた時、頭を覆う
など、寺小屋での生活で、子供たちも色々な感情と共に使われていたのかなと思います。
相傘は、単純に考えると愛の結びつきを連想すると思います。
二人が結ばれて、愛を産むイメージです(赤ちゃん)
生まれたばかりの赤ちゃんは、寝そべる事しかできません。
枕やマット、座布団など頭部を守る為のクッションを利用します。私も子育てで使っていました。
現在は、多様化して座布団を使用することも減ってきていると思いますが、日本特有の文化ですので、これからも私は愛用したいなと思います。あとは、アニメ(どらえもん)で馴染みがあるので使ってるっていう事もあります。
頭部を守る役目といえば、フードも同じですね。
元々は、ロシア発のようです。寒いお国柄の発想なのでしょうか。分かる気がします。
また現在ではフードはファッションとして使用しています。
私の作品は現代ファッションのイメージとは異なるかもしれません。古臭い。
色々な使い方があると思います。恐竜のフードや耳のついた動物のフードなど。
三角フードも不要っちゃ不要な気もしますが・・・三角の出っ張り邪魔(苦笑)
完成したばかりの作品ですので、これからもこの傘を制作したいと思います。
よろしくお願いします。