光琉

「あなたと共有したかった」

どこかで見たような、突然思い出す場面を切り取って、集めました。
私とあなたと、そして誰かと、共有できれば良かった景色。

どうか、届いて欲しい景色をあなたに。


学生時代の友人と定期的に手紙のやり取りをしています。
LINEやメールが普及した今でも、きちんと相手の字で書かれた手紙を見ると、
電子的な文字とは違った暖かみが感じ取られます。


これは個人的なことですが、本当は誰かに見せてあげたかった景色を切り取っていました。
しかし、それは叶わず、もう見せることもできません。

今日はここに行ってきたよ。こんなものを食べたよ。こんな花が咲いていたよ。
子供が親に「ねえ、これ見て」というような、そんな気持ちでいつも撮っています。
自己満足で構いません。もう叶わないのならせめて、私の見た世界を誰かの元へ届けたい。
悲しい気持ちになるのならば、せめて私が見た景色で、あなたを笑顔にさせたい。

夢でしか会えない、あなたへ。　どこか知らない場所のあなたへ。
届けたい景色があります。


※ コンセプトとしては、ぼんやりと靄がかかった、夢と現実の間を行ったり来たりする。という思いがありまして…。

全ての写真にホワイトを何パーセントかぐらいかけて、わざと写真を見えにくくしております。

あえての仕様ですので、印刷ミスではありません。

使用している用紙はマーメイド紙と言われる、触ると少し凸凹がある紙です。
また、コピー用紙のような真っ白ではなく、オフホワイトの用紙です。

これも、夢うつつの感覚から、手触りは優しく、暖かみを感じていただければと思い、こちらの用紙を使用しております。

重さは３グラム前後ですので、郵便で出すことに関しましては、問題ありません
（ハガキの上限は６グラムですので）

ご自身でお部屋に飾るも良し、あなたの大切な誰かに送るも良しです。


少しでも私の作品で、笑顔になってもらえますように。

はじめまして。ご覧くださり、ありがとうございます。

フィルムカメラ、デジタルカメラ、スマートフォン等で
撮った写真をポストカードにしております。

白日夢のような、はっきりとしない
ぼんやりとした雰囲気にしあげています。

誰かに送るも良し、自分で楽しむも良し、
気に入っていただけたら、幸いです。