「髪を結うことが楽しくなるかんざし」
あるご購入者様からいただいたお言葉です。
かんざしは、着けている本人からは見えません。
なので「楽しくなる」には
しっかり髪がまとまった!という感触があって、安心して結い髪から手を離して、合わせ鏡をして後ろ姿を確認して、よし素敵!と思う
このプロセスが必要かと思います。
しかし、何度も失敗して結い直して、ようやくまとまった…というかんざしでは、徒労感が強く、楽しくありませんよね。
日中ほどけてしまったら、もし大事な場面でゆるんできてしまったら…今日かんざしにしてこなきゃよかった…と思ってしまいますよね。
つまり、「髪を結うことが楽しくなるかんざし」は
色と形が素敵なのはもちろんのこと
あまり失敗せずに結える使いやすさがあって
結い髪に挿す飾りとしてなら、挿した時に崩れない滑らかさがあって
安心して手を離せるホールド感があって
日中も崩れにくい軽さがあって
これではじめて「髪を結うことが楽しくなる」のかな、と思います。
「髪を結うことが楽しくなるかんざし」
なんだか色々とハッとするようなお言葉でした。
自分たちはそこまで考えて作れているだろうか?
髪を結い上げるスタイルの方は、何年間も、ほぼ毎日、髪を結っています。
その行動をとるひとときが、楽しいか否か。
通勤前に気分を上げられるか。上機嫌でお出かけできるか。リラックスして過ごせるか。
それが、かんざしの質によって左右される…
「髪を結うのもお手入れも手軽・楽なかんざし」をコンセプトとしていましたが
さらにその先の
「髪を結うことが楽しくなるかんざし」
これから先も目指していきたい境地です!