ドライフラワーって高いなぁと思ったことありませんか?
そんなイメージありません?
生花と比べて、確かに高くなりやすい傾向はあるかと思います。
あくまで私の場合ですが…理由はいくつかあります。
①生花を乾燥させるので、その分手間暇かかります。自然乾燥させる場合もあれば、機械乾燥させる場合もあります。すぐ乾燥完了するわけではないので、電気代も多くかかります。また、最近では、特殊な方法で生花そっくりに乾燥させる方法も用いています。その場合、乾燥用資材がとても高価なため、必然的に作品には少しばかり反映させて頂いています。
②ドライフラワーは小さくなります。紫陽花や貝細工、千日紅等…、乾燥させてもほとんど大きさが変わらないものも多くありますが、バラやラナンキュラス、ひまわり、等もともと高価格帯のこれらのお花は乾燥させると随分小さくなることも多いんです。それらがどう影響するかと言いますと、生花のフラワーアレンジメントと同じ大きさのものを作ろうと思った場合、小さくなってしまっているのでたくさんの花材が必要となります。なので、花材費がぐんと上がってしまう、ということです。
③3つ目は…これは自家栽培ならでは。の話ですが、お客様からは一見、見えない費用として、お花を育てるための肥料・良質な土・支柱・防風&遮光ネット・病気や虫被害の薬剤、苗代あるいは種代、それらを買い付けに行くガソリン代あるいは送料…等も細かいですが、そんな費用もかかってきます。
また、特に猛暑の中での暑い日差しのもとでの草取り、水やり、お花の摘み取りは毎年本当に本当に大変です。
他にも細かいことを言えばもっと色々ありますが、主な理由としては上記の通りです。
ちなみに、高いか安いか、というのは人それぞれ金銭感覚も違いますから、作品を安いと思われる方ももちろんいらっしゃいます。
某イベント出展の時の話ですが、お客様よりアイスハーバリウム(約3400円)を「高級品だね~!」と言われたこともあれば、「安いね!幾つか買っていこうか」などと言われたこともあります。本当に人それぞれです。
ドライフラワー作品の制作の裏側に、こんなことがあるんだなぁとちょっと知って頂けたらと思い、書かせて頂きました(^^)。
適正な価格で、素敵な作品を作り出していけるようこれからも努力を重ねてまいりたいと思っています。