⑧東京から知床まで カブで行く10日間のバイク一人旅【4日目〜パート1】

⑧東京から知床まで カブで行く10日間のバイク一人旅【4日目〜パート1】

皆さんこんにちは♪minneやcreemaでハンドメイド作品を販売しているRE:(アールイー)です。 今回は4日目パート1です。前日は宿に泊まり心も身体も癒されていました。今回はホテルの朝から始まります。 ※ブログアプリの「note」には写真付きで日記を公開しています。 https://note.com/by_re/n/n471280c859af □この日記は道中に見えた風景やその時の心情を記載したものです。おすすめの観光スポットをご紹介する日記ではなく、臆病者な私が意を決して旅をした道中記です。何の役に立つか分からないですが、読んで頂いた方の何かのきっかけになれば幸いです。 ・今日の行程 7月13日 午前6時 アラームで目を覚ましました。もう少し寝ていたい気持ちをを抑え、体を起こします。朝食が7時から、ホテルを出るのは8時前。食べたらすぐ出発なので今のうちに荷物をカバンに入れておきます。カバンやレインウェアはある程度乾いていたのですが、靴下や下着はやはり乾ききっていません。乾いてる物だけひとまず入れて準備を整えていきます。 今日はホテルからフェリーターミナル、フェリーで函館へ。函館からは40分先にある「東大沼キャンプ場」へ向かう行程です。バイクで移動する距離としては今までで最短です。 ・朝食 準備をしているうちに良い時間になったので、2階の宴会場へ向かいます。 ちょっと早かったみたいで私が1番乗りでした。 朝食はサラダ、漬物、煮物や焼き物、イカの刺身まで様々な種類が用意されていました。見た目以上のボリュームでした。お腹はいっぱいになりました。最後にりんごジュースを飲んで宴会場を後にします。 ・懸念 午前7時30分頃 部屋に戻り、残りの荷物を入れていきます。乾いていない衣類はまとめてビニール袋に入れて、途中どこかのコインランドリーに寄ろうと思いました。これで準備完了です。 8時少し前、名残惜しい部屋を後にしました。 フロントでチェックアウトを済ませ、バイクに荷物を積み込みます。ここで1つ懸念がありました。 ホテルの目の前は片側2車線の道路なのですが、みんなけっこう飛ばしていきます。2車線であれば左側車線を走っていれば気にならないのですが、ここはどちらの車線もビュンビュン車が走っていきます。ベースは80km、速ければ100km、そんなスピード感です。昨日もホテルに来るまでここを通ってきたので今日はその道を戻って行きます。 不安を抱きつつもフェリーの時間もあるのでとにかく出発です。 ・幸運の四つ葉 走り始めてすぐに他の車のスピードに圧倒されました。原付(2種)で張り合えるわけもありません。おっかなびっくり走行していると片側1車線になりました。ここでなんだか前が詰まっているみたいです。急にスピードがゆっくりになりました。なんだろうと思っていると4〜5台先の車がどうやらゆっくり走っているみたいです。前の車達は隙あらば追い越して行きます。そうこうしている内に私の前までその車がやって来ました。四つ葉マークをつけたセダン車です。 先を急ぎたい人にとっては煙たがる存在かもしれませんが私にとっては幸運です。 しばらく後ろにくっついて走っていきます。セダン車を護衛しながらフェリーターミナルへ向かいました。 ・浮ついた気持ち 午前8時20分頃 青森県青森市フェリーターミナル到着。 ターミナル内を少し走ったところに発券できるゲートがありました。そこまでバイクで行き、QRコードをかざして発券します。 待合所まで向かう途中で係員の方がいたので、10時発の船に乗る事を伝えると、すぐそこのバイク待機スペースにバイクを停めて下さいとの事。もうすでに3〜4台停まっていたので私も並べてバイクを停めます。 すでにフェリーが停泊していたので、フェリーを背景に写真をパシャリ。撮れ高は上々です。まだ時間があるので待合所で待つことに。 売店でコーヒーを買って椅子に座ります。なんだかワクワクしてソワソワします。普段の生活でフェリーに乗る事はないので旅をしている感が出てきます。景色を見ながら案内を待ちます。 午前9時頃、放送で乗船を開始するのでバイクまで戻ってくださいとのアナウンスがありました。いよいよ乗船です。 バイクへ戻り準備しているとすぐに乗船開始となりました。船の手前で停まり、1台ずつ船にバイクが乗り込んでいきます。前のバイクが船に入って行き次は私の番です。係員の合図が出たのでスロットルを回し走らせようとすると、「ブォーン!」と音だけが鳴りました。ギアがニュートラルになっていたのです。気持ちが浮ついていたのでしょう。恥ずかしさのギアが1速に入りながら、バイクも1速に入れて船内へ入っていきます。 係員が所々で指示をしてくれるのでスムーズにバイクを停めるところまで行けました。無事にバイクを停めて上の客室へ移動します。 私が予約した席は海を前方に見ながらリクライニングシートでゆっくりできるビューシートです。 ・不思議な気持ち 午前10時、定刻通り出発しました。平日だからなのか席は空いています。隣の席には誰も来なかったのでのんびり出来そうです。雲はあるけれど日も差している気持ちの良い天気です。 約4時間の船旅の始まりです。少し経ってから船内を見に行きます。1番手頃な客室のスタンダードを見てみると、ほとんど人はいません。どうやら通路にあるテーブルにみんな座っている様です。 ちょっとしたお土産コーナーなどもあり綺麗な船内です。そして甲板へ出てみます。 潮の香りと強めの風が船旅をより感じさせました。 昨日までバイクをとにかく走らせてここまで来ました。バイクを走らせなければ当然進みません。しかし今日はのんびり他の事をしていても進んでいきます。不思議な気持ちでした。そんな事を考えながら甲板で少しボーッとしていました。 しばらくした後、席へ戻るとほとんどの方は寝ていました。 私もリクライニングを倒して少し眠る事にしました。 ・未開の地 午後1時、到着予定は1時45分。すでに北海道が見えて来ました。勝手な想像で北海道は平地ばかりだと思っていたのですが、山がたくさん見えます。海に沿って岩がそびえ立つ断崖絶壁、広くなだらかに斜面を形成している丘の様な山。雲が山々の頂上を隠し先まで見えない景色が、おどろおどろしさを醸し出しています。「未開の地にやって来た」そんな印象でした。 午後1時30分頃、船内のアナウンスにてバイクのところまで戻って下さいと放送があり、他の方に続いて下へ降りて行きます。 ついに下船です。 旅4日目パート1はここまでです。 4日目パート2は、遂に北海道へ上陸し目的のキャンプ場まで向かいます。 最後までありがとうございました!次回もお楽しみに。 2023年8月7日記 RE:(アールイー)

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クリエイター

"R"eather
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