⑨東京から知床まで カブで行く10日間のバイク一人旅【4日目〜パート2】

⑨東京から知床まで カブで行く10日間のバイク一人旅【4日目〜パート2】

皆さんこんにちは♪minneやcreemaでハンドメイド作品を販売しているRE:(アールイー)です。 今回は4日目パート2です。無事にフェリーに乗船し、のんびり想いを馳せながら到着を待ちわびていました。船内のアナウンスの後、バイクを停車している車輌甲板へ向かっていきます。 ※ブログアプリの「note」には写真付きで日記を公開しています。 https://note.com/by_re/n/n9f51d02ec07d □この日記は道中に見えた風景やその時の心情を記載したものです。おすすめの観光スポットをご紹介する日記ではなく、臆病者な私が意を決して旅をした道中記です。何の役に立つか分からないですが、読んで頂いた方の何かのきっかけになれば幸いです。 ・遂に上陸 7月13日午後1時30分、北海道函館市 下船の準備に向かった時に気づいたのですがバイクの先頭4〜5台はハーレーでした。グループの様です。その後ろのバイクも大型、中型でほとんど占めています。全部で15台ほど乗り込んだバイクの内、原付は私ともう1人いるだけでした。原付で北海道へ行く人はあまりいないのでしょうか。 バイクのところで待機してどのくらい待ったでしょうか。体感で30分くらい。バイクは車などが出た後の下船なのですごく長く感じました。まだかまだかと待ちわびていると前のバイクが次々とエンジンをかけ始めます。先頭のハーレー集団がものすごいエンジン音に排気音、そしてアゲアゲの音楽を鳴らして次々に降りていきます。 前の大きなバイクも各々、自慢の排気音を鳴らして一台ずつ出て行きます。車が出た広い船内によく響きます。 私のカブは特段響かせる事なくフェリーから降りていきます。 北海道へ上陸しました。少し肌寒かったのをよく覚えています。 ・下船あるある 他のバイクと同じタイミングで下船しているのでターミナルから出る際、進路方向が同じで他のバイクとツーリングしてる感じになりました。2人、大型バイクでツーリング中の後ろを追走する形になりました。下船あるあるなんだと思います。ずっと1人で走ってきた私にとっては誰かとツーリングしている感覚で楽しかったのですが、しばらくの間一緒だったので、途中から少し気まずい感じになりました。向こうも気になるのでしょう。ちょくちょくサイドミラーで後ろを確認している様でした。どこまで一緒なのかなと思っていると、その2人はガソリンスタンドへ入っていきました。安心した様な、ちょっと寂しい様な、そんな気持ちを持ちながら「さようならー」と心の中で別れを告げます。 ・木々のトンネル 途中、コンビニに寄り今日の夜ご飯を買いました。肌寒いのは北国というのもあると思いますが、湿度が低いのも体感温度を下げている気がします。関東のジメジメした感じはまったくありません。冬は厳しいとは思いますが、夏は過ごしやすそうです。 そんな事を考えながら再び出発します。 今日のキャンプ予定地「東大沼キャンプ場」は北海道駒ヶ岳のすぐそばにある大沼の湖畔キャンプ場です。 両サイドが木々に挟まれた平坦な走りやすい道を進んで行きます。キャンプ場までこの景色がずっと続いたのですが、到着するまで「この木々のトンネルを抜けるとどこに辿り着くのだろう」とドキドキしたのを覚えています。 ・素晴らしいロケーション 北海道亀田郡七飯町東大沼 午後3時頃 何のトラブルもなく無事に到着し、バイクを停めます。 話が前後してしまうのですが、この時は湖畔キャンプ場だという事を知りません。キャンプ場を探す時、無料のキャンプ場と言う事だけにフォーカスを当てて、ロケーションはあまり確認をしていませんでした。 ちょっとした林を抜けると、目の前に湖が広がっていました。湖と山々と空だけの世界です。大自然という言葉がぴったりな景色でした。キャンプをしている人は10組もいません。トイレも綺麗で休日はたくさんの人達が訪れる人気のキャンプ場なのだろうなと察しが付きました。今日は適度な距離に人がいるので1人ぼっちではない事に安心もしました。 ・忘れていたリベンジ テントは初日のみ使用して以来、使っていませんでした。リベンジする事も忘れていましたが、3日越しのリベンジです。 袋からテントを広げてポール、ヒモ、ペグなどを配置していきます。 ここの地面は芝生で、ペグは足で踏むだけでザッと入ってきます。湖の目の前だけあって風が強く吹いてきます。少し手こずりましたが良い感じに設営できました。隙間もなく、初日より段違いにうまくいきました。午後4時少し前、無事にリベンジ完了です。 ・自然に身を委ねる 今日は移動も少なく疲れもありません。空も少しずつ雲が移動して太陽が見えてきました。雲ひとつ無い晴天も好きですが、少し雲がある空も好きです。少しずつ日が暮れていく景色をただ眺めていました。こんな時間は久しぶりな感じです。 動画を観たり、何か調べ物をしたり、何か考え事をしたり、そんな事はせず、ただ景色を眺めて日暮れの時間を過ごしました。 日が暮れてから夜ご飯の準備を始めました。今日はカップ焼きそばとおにぎりです。北海道限定のカップ焼きそばで、付属している中華スープが気になっていました。さっそくお湯を沸かして一口飲んでみましたが、これがとても美味しい。焼きそばを食べると口の中がパサパサしてしまうのでこの組み合わせは最高です。北海道限定とせず関東でもぜひ中華スープ付きで販売して欲しいです。 ・満天の ご飯を食べ終えた後は明日の行程を確認していました。途中トイレに行きたくなり、ランタン片手にトイレへ向かいます。トイレ、炊事場には電気が点いていますが、他は暗かったので足元に注意しながらトイレへ行きました。帰りも足元に意識がいっていたので気づきませんでしたが、テントに入る時にふと見上げると、そこはたくさんの星が輝く満天の星空がありました。ベタな表現ですが他の表現が見当たりません。それくらいぴったりな星空です。風が強かったので雲が一気に流れていったのでしょう。雲ひとつありません。 「手が届きそう」とは思いませんでしたが霞がかかっておらず鮮明に星が見えます。こんな空を見たのはいつ振りでしょう。 私は少し見上げたまま特別な時間を過ごしました。 自然、ご飯、星空。全てに満足した私は、日付が変わる前に眠りに就きました。 明日は札幌を越えて空知郡まで向かいます。 旅4日目パート2はここまでです。 満天の星空が気になる方は、ぜひこちらのキャンプ場へ足を運んで直接見てみてください! 最後までご覧いただきありがとうございました!次回もお楽しみに。 2023年8月9日 記 RE:(アールイー)

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クリエイター

"R"eather
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