⑪東京から知床まで カブで行く10日間のバイク一人旅【5日目〜パート2】

⑪東京から知床まで カブで行く10日間のバイク一人旅【5日目〜パート2】

皆さんこんにちは♪minneやcreemaでハンドメイド作品を販売しているRE:(アールイー)です。 今回は5日目パート2です。前回は小樽に到着しスイーツを買おうとするも、確認不足で買えず、さすらいのライダーの何気ないヤエーにより気持ちを切り替える事ができました。ここからは今日の目的地「奥沢キャンプ場」へ向かいます。 ※ブログアプリの「note」には写真付きで日記を公開しています。 https://note.com/by_re/n/nfab0fe28565f □この日記は道中に見えた風景やその時の心情を記載したものです。おすすめの観光スポットをご紹介する日記ではなく、臆病者な私が意を決して旅をした道中記です。何の役に立つか分からないですが、読んで頂いた方の何かのきっかけになれば幸いです。 ・これぞ北海道 午後2時頃 石狩郡当別町 札幌を抜け(実際には札幌市ではなく石狩市を抜けたと思います)石狩川を越えたあたりで麦畑が広がっていました。 夏の北海道という景色です。思わずバイクを停めて写真を撮ります。空の青と雲の白、草の緑に麦の黄金色の配色がとても綺麗でした。観光地に行かなくとも走っているだけで北海道を楽しむ事ができます。 昨日のキャンプ場がとても良かったので、今日のキャンプ場はどんな所なのだろうかとワクワクしながら目的地まで残り約60km、バイクを走らせます。 ・リヤカー 今日のキャンプ場は山中にあるので、山道へ入っていく前に、ガソリンスタンドとコンビニに寄って準備を整えます。 なだらかな登り坂を走る事20分〜30分。 午後4時過ぎ、本日の目的地「奥沢キャンプ場」に到着しました。(空知郡上砂川町) 到着した時はキャンプ場の入り口が分からなかったのですが、橋を歩いて渡り、さらにそこから奥へ進んで行った所にあるみたいです。荷物を下ろし橋を渡ります。渡り終えた所にリヤカーが3〜4台置いてありました。荷物を載せてリヤカーを引いて歩き始めます。 事前に調べていた際に「駐車場からキャンプ場までちょっと遠い」という事は把握していましたが‥なるほど、確かに遠い。Google MAPの画像からも分かる通り400mくらいあります。途中の広場は庭園でキャンプ禁止と貼り紙がありました。庭園を300m程歩き、少し下った所がキャンプ場みたいです。(ロッジや水道があったのでそう判断しました)他に誰かキャンプをしていれば良かったのですが、今のところ私1人です。(結局この日は誰も来ませんでした) まずは荷物を下ろしてテント設営です。リヤカーを引くのも楽ではないですね。この時点で少し汗ばんできました。設営は小慣れたもので、スムーズに終わりましたが虫がたくさん寄ってきます。蚊ではなくそれよりも小さい虫です。すごく寄ってくる謎の虫です。リヤカーはこのまま置いておいても良いかなと思ったけれど、誰か来て使うかもしれないので一応、戻しに行きました。(誰も来ませんでしたが) ちょっとした運動と風がなかった事が私を汗だくにしました。 ・「ん?なにこれ」 昨日からお風呂に入っていないのと、荷物の運搬でかいた汗が気持ち悪かったので、少しお行儀が悪いですが水道水を頭から被ろうと思い、蛇口をひねり頭にかけていきます。 冷たくてとても気持ち良かったです。一通りかけ終わり、つぶっていた目を開けると排水口に白く濁った水が流れていきます。 「ん?なにこれ」 何なのかよく分かりません。頭に何か白い物が付いているのか。ずっと白く濁った水が流れていきます。 腰を上げ、蛇口から出る水を見ると、白く濁っていました。 例えるなら米のとぎ汁です。他の蛇口も何ヶ所か開けて水を出しますが、とぎ汁です。しばらく流してもずっととぎ汁が出てきます。 理解を超えた出来事が起こると、人はもっともらしい理由や根拠を見つけたくなるのでしょうか。「大自然では水も何かミネラル的な物が多く含んで白く濁るんだ」一瞬そう思いましたが、多分違うと思います。 これを口に入れるのはさすがに抵抗がありました。 幸いにも今日の出発地のキャンプ場で水を入れて持ってきていたので、沸かす水はそれを使う事に。万が一の備えって大切です。 (白く濁った水が流れてくるのはキャンプ場あるあるなのでしょうか。流し初めだけなら理解できますが‥ご存知の方がいらっしゃいましたら、後学の為コメントで教えて頂ければ嬉しいです) ・立体音響 午後7時頃、辺りはまだ明るく荷物の整理などして過ごします。相変わらず謎の虫がたくさん寄ってきます。森の中なので仕方ありませんが、先ほどから変な音が聞こえます。よく聞くと森中から「ブーンッ」と虫の羽音が聞こえてきます。何千匹とかそういう単位だと思います。すぐそこから聞こえると言った感じではなく森中から聞こえる、そんな感じです。羽の瞬きが空気を振動させている、そんな感じもありました。 食事以外はテントの蚊帳の中で過ごす事にしました。 ・明日に備えて 午後10時過ぎ ご飯も食べ終え(今日はインスタントのカレー飯)寝る準備を整えます。所々に街灯があるので真っ暗ではないですが、1人ぼっちの夜です。ここまで走ってきた山道もほとんど車が通らないので、ほとんど人の気配を感じません。岩手県ではテント無しで一夜を明かしましたが、今日はテントの中なのであの時の様な不安はありませんでした。 明日は旭川を抜けて網走まで向かう予定です。天候が不安定なので雨が降らない事を祈りながら眠りにつきました。 旅5日目パート2はここまでです。6日目は網走に向けて走り出します。 最後までご覧いただきありがとうございました!次回もお楽しみに。 2023年8月12日 記 RE:(アールイー)

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クリエイター

"R"eather
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