新春ニャンソンショー

新春ニャンソンショー

新春ニャンソンショー 新春とは申しながらまだまだ寒さは厳しいですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。新春ニャンソンショー今年も2ャン月に開催です。この放送は「クマと小鳥」の提供にてお送りしております。改めまして司会のタマ置宏でございます。さあ、私の与太話など有っても無くても猫の尻尾、早速、本日の出演者にご登場願いましょう。日本ニャンソン界の女王、猫路吹雪さんです!! 「ラストちゅーるは私に」 ♬貴方の好きな猫にかつ節あげてもいいわ  ポッケのカリカリも  その猫に おあげなさい  けれども 私がここにいることだけ  どうぞ 忘れないで ♬猫ってお酒みたいに貴方を酔わせるわ  だけど お願いね  ちゅーるだけは とられないで  そして私の為 残して置いてね  最後のちゅーるだけは  ちゅーるに夢中なの いつか貴方が  箱買いして私に きっとくれるのよ   ♬どうぞ構ってらっしゃい  私ここで待ってるわ  だけどちゅーる欲しいとねだられたら  断ってね  いつでも 私がここに居ることだけ  どうぞ 忘れないで ♬きっと私の為 残して置いてね  最後のちゅーるだけは  スティックなめて食べる  ラストちゅーる 忘れないで  そして もう一本 ありがとうございます。続きまして、猫路吹雪といえば、この歌を忘れてはなりません。 どこかの勘違いしたアーティストみたく「私、ヒット曲はもう歌いたくないの。新しい私を見て」などと言っていては、猫が肥えれば鰹節が痩せるようなもの。 石川さゆりが上野発の夜行列車を地球何周分も走らせているように、松崎しげるの愛のメモリーのメモリが億ギガバイトを超えているように、今宵も猫路吹雪は歌います。それではお聴きください。ニャン・トワ・マミー。 「ニャン・トワ・マミー」 ♬私の恋は終わったのね  鳴き声さえ聞こえない貴方  サヨニャラと顔も見せないで  去って行った猫の心  公園で餌あげてたあの頃を思い出せば  ニャン・トワ・マミー  淋しくて目の前が暗くなる   ニャン・トワ・マミー ♬キジトラ見れば貴方と思い 目輝かせ  確認するわ  この私がゆきつく猫は 貴方の影  ほかにないのよ ニャン・トワ・マミー   風の様に  街中を さまよう猫  ニャン・トワ・マミー   淋しくて目の前が暗くなる  ニャン・トワ・マミー  ニャン・トワ・マミー   淋しくて目の前が暗くなる  ニャン・トワ・マミー   ニャン・トワ・マミー  ニャン・トワ・マミー  ううっ、(涙ぐむ司会者)申し訳ございません。取り乱してしまいました。私、この歌を聞きますと、可愛がっていた地域猫のキジトラ柄のサンダーのことを思い出すのです。私が他の猫に餌をあげると、お前はダメっと、その猫の胸を前肢グーで突き押したサンダー。そんなに私に懐いていたのに急にいなくなって何処に行ったんだよ〜! ハッ、(我に返る司会者)私としたことが、またまた取り乱してしまいました。猫とは、かように人を惑わす存在です。そんな猫への無償の愛を朗々と歌い上げたのが、ニャンソンの本場フランスの至宝、キャット・ピアフの「猫の讃歌」です。新春ニャンソンショー、締めの一曲に歌って頂きます。猫路吹雪で猫の讃歌。 「猫の讃歌」 ♬あなたの肉球で  あたしをふみふみして  ただ二人だけで 生きていたいの  ただ命の限り あたしは愛したい  命の限りに あなたを愛するの ♬尻尾ピンと立て  甘える仕草  あげるかつ節  あなたと二人で  暮らせるものなら  なんにもいらない  なんにもいらない  あなたと二人  生きて行くのよ  あたしの願いは  ただそれだけよ  あなたと二人 ♬すり寄るあなた わたしの手を舌で  ぺろぺろしては いとしみながら  甘嚙みを続ける  猫こそ燃える火よ  あたしを燃やす火  心とかす猫よ (万雷の拍手) ありがとうございます。ありがとうございます。 ここまで、お読み下さり本当にありがとうございます。 新春ニャンソンショー、これにてお開きとさせて頂きます。来年の新春ニャンソンショーまでサヨナラ、サヨナラ、サヨニャラ。 青猫「来年のことを言うと鬼が笑うニャン」 白猫「節分で鬼は退散してるから問題ないニャ」 赤猫「だから2ャン月に開催か」 三匹「ニャンてね。どうも失礼致しました〜」

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