新作スマホケース「バラとアネモネと隙間のある空間 iPhoneケース」をアップしました。
こちらはゴッホの「バラとアネモネ」という絵画を元に原画を描きました。
ゴッホは日本の浮世絵を見て、影が描かれていないのを、日差しが強くて影が落ちないのだと思ったというエピソードがあります。
そして浮世絵の影響を受けた描き方をしていたそう。
(そのエピソードを知った時、なるほどそういう見方もあるのかと思いました。
たしかに、西洋の絵画の世界で生きていたら、浮世絵を見てナンジャコリャと思うだろうなあ。)
販売ページの最初の文は、なんとなくゴッホの気持ちを想像して書いています。
「バラとアネモネ」の絵の中では、日本風の花瓶がモチーフとして描かれています。
影も、あるけれどおそらく装飾的に描いている感じです。
浮世絵に影響を受けているのだろうなあと思いながら原画を描いていて、おもしろかったです。
背景も含めタッチの感じを活かしつつ、透明のケースの良さも出したかったので、隙間を開けるような感じで描きました。
スマホ本体の色との組み合わせで遊べたら楽しいなと思いました。
また、私はこれまでの好みとして、ひとつのモチーフを大きくどーんと描くものはあまり好きではなく、扱ってきませんでした。
今回はちょっと違うものに挑戦してみたい気持ちがあったので、どーんとしている「バラとアネモネ」をコラボする絵として選びました。
いつもとちょっと違う感覚があって良かったです。
とはいえ花たちやタッチに既に気持ちの良いリズムがありますので(こう言うのも大変おこがましいですが…)、自分なりのポイントを抽出するような感じで描きました。
この絵を描いた頃は、ゴッホは症状の調子が比較的良かった時期だそうです。
あたたかな日差しの中、室内で、バラとアネモネを前に描くゴッホの様子を想像しました。
お手元から、絵柄を楽しんでいただけたら幸いです。
https://minne.com/items/43412561