新作スマホケース、「睡蓮の池、空気と緑のハーモニー スマホケース」をギャラリーにアップしました。
こちらはminneとイメージアーカイブ・ラボとのコラボ企画、「minne ART MUSEUM モネとの出会い」の参加作品です。
今回のモチーフはモネの作品ということで、どの作品を選ぶかとても迷いました。どれも素敵な作品なので…。
迷いましたが、せっかくなので睡蓮を選びたいなあという気持ちもあり、
また睡蓮の池の奥行をケースに感じられたら、絵柄を見た時にすーっと清しい心地になるだろうと思いました。
そうして選んだのが「睡蓮の池、緑のハーモニー」の絵でした。
(わたしは睡蓮が好きでして、株分けしていただいたのをおうちで育てています。
ひろがる水面を感じるのがとても好きです。)
描くにあたってモネに関する本をいくつか調べ直したのですが、
すっかり忘れていたり知らないことも多く、へぇ~そうだったんだ!と勉強になりました。
「名所を観光する」文化が生まれ始めた頃だそうです。なるほどねえ。
正直なところ、以前まで、モネの絵にはあまり興味がありませんでした。
ですが今見てみると全然感じ方が違っていて、その自分の変化にも驚きました。
純粋に素敵…!
実物をもっと見てみたいなあ。絵具の色をこの目で見てみたい。
原画はケースの形を想定して、すこし縦長に描きました。
ですので比率等は感覚的に、適宜変更しています。
絵柄の余白にはお好きなものをはさんで楽しんでいただけます。
(販売ページの写真では、モネじいをはさんでみました。)
透明なスマホケースならではのデザインにしたかったので、
絵のタッチの隙間を多く空けました。
そうすればスマホ本体の色も楽しめますし、モネの絵の空気感も表現できると思ったからです。
絵をイメージしている時、水面と空気とが、ケースの素材の透明さとリンクするように感じていました。
透明であることと、絵具の両方が活きるように、と思いながら描きました。
緑、と絵のタイトルにもありますが、よく見ていると緑以外の色もたくさん使われているのですよね。
(見ているのは図版なので、実際に目の当りにしたらまた違うように感じるかもしれませんが。)
名画コラボの作品を作る時はいつもなのですが、今回も恐縮しながら絵を描きました。
私が描いて作品にするなどおそれおおい…という思いが初めに起こります。
ですがその先に進んで、今の私なりの作品を作ろうと、その流れに乗ります。
楽しんで作ったならそれでいいじゃないか。きっと共感してくださる方がいるよ、と。
そんなふうに生まれたケースです。
モネの絵の"感じ"を、ケースに載せて少しでもお伝えできたらいいな、と思います。