和風インテリア雑貨作家
実家の家業であった村山大島紬の製造過程で絹糸を巻くのに使われていた「木枠」や「管(くだ)」を用いた和風インテリア雑貨や村山大島紬の生地を使ったファブリックパネルなどを制作しています。
「木枠」の作品:
古くなって使われなくなった「木枠」を洗って、やすりをかけ、クリア塗装を施し、最後にワックスをかけることで、きれいによみがえりました。この「木枠」を使って、インテリア照明、花瓶置き、一輪挿し、アロマポットなどを制作しました。長い間働いてその役目を終えた「木枠」に新たな息吹を与えてあげられたらとの思いを込めています。
「木枠」の形や色や木目は一つ一つ少しずつ違っていますし、「木枠」の組み合わせやデザイン、「木枠」に張っている素材も様々です。「木枠」は長年使われてきたものですので、若干染みが残っていたり欠けていたりする箇所があるものもありますが、それがそれぞれの作品に趣を与えています。
「木枠」の丸みのある柔らかなラインと木目の風合い、デザイン、素材との組み合わせをお楽しみ下さい。
「管」の作品:
「管」は、織物を織るときに織機の杼(ひ)の中に入れて使う木製の道具で、細長い三角形の筒のような形をしています。たて糸を張り渡した織機に杼を交錯させることによって、織物が織られます。
実際に使われていた「管」は、経年や絹糸の油分の染み込み加減により微妙に異なる色合いをしています。糸を解いた裸の「管」を洗浄し、クリア塗装とワックスをかけることで、その色合いの違いが際立ち、美しく生まれ変わりました。この「管」の新たな魅力を木製フレームの中に表現しました。
「管」の様々な色合いと組み合わせ、木製フレームの木目をお楽しみ下さい。
「村山大島紬」の作品:
村山大島紬は、玉繭から紡いだ絹糸を板締染色し、絣織によって文様を織り出す織物で、縦横の絣糸を巧みに染め分けて織りだされたデザインは精緻でありながら素朴な風合いがあります。この紬生地を用いてデザインされたファブリックパネルには素朴な懐かしさと同時に和モダンも感じられます。
作品はすべて本物の着物や小物をほどいた生地又は縫製の際に出た小切れを使っていますので、愛しんで使われた時の流れを感じさせる跡が多少残っているものもあります。作品によってデザインや紬生地の模様や柄の配置、和紙の種類やちりめんの色も様々です。
お部屋のアクセントとして、紬の風合い、デザイン、和紙やちりめんとの組み合わせをお楽しみ下さい。
なお、いずれの作品も、作業はすべて手作業で行っていますので、均一な仕上がりではありませんが、その分一つ一つの作品に個性と味わいがあります。作品をご覧になって、ほっこりと心を癒して頂ければ幸いです。
退職後、元々興味のあったモノ作りをしてみようと、実家の家業であった村山大島紬の製造に使われていた木製の道具や紬のはぎれを使って和風インテリア雑貨などの制作を始めました。色々と試行錯誤を繰り返し、商品にできる作品ができました。
趣味のハイキング、旅行、野菜作り、ガーデニングなどの合間に少しずつ作品を制作しています。
[全 40作品]
[全 1件]
木枠の和風インテリア照明 ピンク系 枠1 LED
本日届きました。 早速飾って眺めています。 愛らしい形と色に癒やされます💓 明かりを点けると、ほわんと暖かい雰囲気に、また癒やされます😍 ありがとうございました😊