10月29日にコラボ作品を発売する、ブローチ作家のUfufuyaと、子供服作家のpomipori。
今回発売を前に2人の対談が実現しました。
前回はコラボのきっかけやテーマについてお話しましたが、今回はそのテーマに基づいたデザインの作り方のお話です。
第二回 お菓子の森でかくれんぼ
p:(テーマを決めて)それから結構すぐに最初のラフ画が届いたんですけど、元々ヘンゼルとグレーテルでやってみようと思ってたからなんですか?
y:そうでもないです!
今回のデザインは一から考えたもので、テキスタイルをデザインするので普段のブローチと違うアプローチだったんですね。
ブローチは1つのモチーフで完結させなければいけいないので、普段は具体的に細かく書き込んでいくという感じなんですけど、テキスタイルだと“模様“になるじゃないですか。
抽象的に全体のバランスをとっていく感じかなと思ったので今回は改めて考えたって感じですね。
p:うんうんなるほど。
そのヘンデルとグレーテルの世界観をどういう風に作っていったのかなーってすごい気になってました。
すごく可愛いので!
y:そうですね、やっぱりお菓子の家っていうイメージが強かったので、お菓子の家に使われているクッキーやクリームを散りばめたいなと思ったんですよね。
クリームがドット柄だったら可愛いなーとか、絵全体でお菓子の家を表せたらいいなと思いました。
いろんな形のクッキーとかチョコレートも欲しいなぁとか。
p:へぇ!そうなんだぁ。
y:そう、あと「ヘンゼルとグレーテルのかくれんぼ」っていうタイトルにしたので、クッキーを齧っているようで実は隠れてもいるっていう。
p:そう!これが本当にすごい可愛くて!
しかも私あの赤いゼリーが乗っているクッキー大好きで。(笑)
あと、かくれんぼっていうのもすごくキーワードになってるなぁって思ってて、物語に沿った物だけでないのもすごく遊び心を感じました。
y:そうそう、だから絵全体で魔女から隠れるヘンゼルとグレーテルで、森の中でもあるというイメージなんです。
お菓子の森。雲にも見えるしクリームにも見えるっていう柄を入れたり。
p:うんうん。
あとデザインで気を付けていた事ってありますか?私は近くで見ていてプロだな〜と思ったのが、イラストの何%とか微調節したり色味を細かく調整されていたのがすごく印象的でした。
実際布に印刷する前でしたよね?
y:あ〜ありがとうございます。
模様って大きさで印象変わるなぁと思っていたのでまず紙に印刷して自分の腰に当ててみたり、キッズ用も作るので最適な柄の大きさや配置を考えていましたね。
p:うんうん。大人も子供も楽しめる、ちょうどいいサイズ感ですよね。
うちの娘は普段辛口なんですけど、今回サンプルを作っている時にはすぐに反応して「ママ、これは売る用?私のは作れない?」と聞いて来ました。(笑)
小さな女の子にもかなり響いてます!
pomiporiさんの娘さんも大絶賛のオリジナルのテキスタイル。(すっごく嬉しい〜〜〜!!)
いろんなお菓子が散りばめられているので、あなたのお洋服にどんなお菓子が隠れているかは届いてからのお楽しみです🥨🍭