Story of “Ratanakiri-blue”①② 〜レアストーン・ラタナキリブルーのお話〜

Story of “Ratanakiri-blue”①② 〜レアストーン・ラタナキリブルーのお話〜

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カンボジアの最北東部に位置する宝石の産地・ラタナキリ州にて、エナメルブルーに輝く最高級ブルージルコンを入手して参りました。 (準備が出来次第順次アップしていきますので、どうぞお楽しみに!) この美しい宝石を産み出す大地の様子や、希少石・ラタナキリブルーが私達の手元に届くまでの工程などをご紹介致します。 飛行機を乗り継ぎ、18時間ほどで到着した首都・プノンペンから、更に乗合いバスで揺られること8時間。 こぢんまりとした閑静な街、バンロンに辿り着きます。 でも、採掘場への道のりはまだまだ続きます。 秘境と呼ばれるラタナキリの名に恥じぬ鬱蒼とした森、どこまでも続く赤土の道と、濁流の川床を、バイクやジープでさらに駆け抜けなければならないのです。 現地の方との信頼を築くため何度も足を運んだのですが、半年ほど雨が降らない乾季には土が舞い上がり全身真っ赤に(この赤土、洗濯しても色が取れない)、雨季になると集中豪雨でぬかるんだ道に足を取られます。 行き交う人もほとんどいないので、途中でバイクが壊れたら一巻の終わりかもしれません。。。 とはいえ、心奪われる美しい景色が現れる度、その不安や苦労は何処かへ消え去ります。 夜になると、森の中を蛍が飛び交います。 緑色の光をゆっくりと放つ日本の代表的な蛍とはまた異なり、ほのかに黄身を帯びた白く眩い光をチカ・チカと輝かせ、素早く移動する姿はさながら流星のよう。 夜空を埋め尽くす星と、自由に飛び交うホタルの織りなす景色はまた特別に神秘的です。 ここはまさに秘境。 生命力あふれる大地の厳しさと尊さを堪能できる土地なのです。 そうしてようやく辿り着いた鉱石の産地。 広がるのは、地面に直径60cmほどの穴がポコポコと空いた不思議な光景です。 まるで巨大なミーアキャットが住んでいるのか、はたまたどこか違う星に来たのか、と錯覚するほど。 しかし人間が入るには狭すぎるように思えるこの穴が、紛うことなき採掘現場なのです。 ところどころ立っている簡易テントが現在発掘中の場所。 外からは見えにくいですが、穴の深さは5ー10mほど、もっと深いものもあります。 鉱石を傷つけないよう、熟練した採掘人達が半ば命がけで掘り進め、穴に潜っては石を探していきます。 どれだけ根気強く掘ったとしても、宝石になる石が一つも出てこない、という場合も少なくありません。 特に現在ラタナキリブルーの産出量は著しく低下しており、間もなく枯渇してしまうと言われています。 40度を超える炎天下で、報われるとも限らない気の遠くなるような作業を続ける採掘人達を心から尊敬せずにはいられません。

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