日々、器と向き合っていると、どうしても「壊れたら捨てる」「欠けたら飾るだけ」という現代的な価値観に触れることがあります。
しかし、私たちが扱っている唐津の呼び継ぎ小皿は、その真逆にある存在です。
江戸初期の焼き物に施された呼び継ぎ。
割れた器の不足部分に、別の陶片を用いて丁寧に繋ぎ合わせるこの技法は、金繕いの一種として古くから伝わってきた日本独自の修復美。
どれもが一点もので、まさに器に宿る歴史の断片です。
私の元にやってくるこれらの小皿は、どれも「直して再び使えるように」との想いを込めて手入れしています。
最近では、呼び継ぎの器をお求めくださる方が「手にした時、ただの古道具ではない重みを感じた」と言ってくださいました。
器を通して、時代と人の手が繋がっていく感覚。
それは新品では味わえない、とても贅沢な時間です。
よびつぎ小皿は、盃としても、取り皿としてもお使いいただけます。
日々の生活の中に、静かに佇む美しさを。
今、数点ご紹介中です。ぜひご覧ください。
🟡 父の日用の贈り物としてもおすすめいたします。
ものを大切にされるお父さまへ、想いを込めてお選びください。
▶ 唐津呼び継ぎ小皿一覧はこちら ↓
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