昭和初期、日本が激動の時代を迎えたその渦中に日中間の交流の一環として贈られた由緒ある香炉です。
蓋は純銀製の透かし細工で、松や梅花が美しく彫り込まれています。
重みと静けさを湛えた佇まいです。
箱書きには「齋藤子爵愛品 特第二號」とあり、おそらく齋藤實(さいとうまこと)元首相の愛蔵品と推察されます。
彼は昭和初期に朝鮮総督・総理大臣を歴任した人物で、香炉の由来が「昭和八年九月廿一日 朝鮮総督当時 中国李大人ヨリ記念ノ贈品」とされていることからも裏付けられます。
歴史に想いを馳せる方にこそ手に取っていただきたい、そんな一点です。
箱書き・中身は同一性を保証します。後から箱や筆書きが加えられたものではございません。
現代の価値観を超え、当時の人々の精神や信義、礼節の中に込められた意味を感じていただければ幸いです。
詳細は商品ページをご覧ください。
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