【文學標本】夏目漱石「京に着ける夕」ブックマーカー

ーーーーーーーーーー 東京を立つ時は日本にこんな寒い所があるとは思わなかった。 ーーーーーーーーーー 夏目漱石「京に着ける夕」 夏目漱石が職業作家として初めて執筆した作品「京に着ける夕」を栞にしました。 京都へ旅行に行き、今は亡き友である正岡子規と同所へ訪れた時の事を回想する漱石。 繰り返し綴られる京の寒さと子規の不在を悼む漱石の淋しさに、身を切られるような寂寥が漂う作品です。 漱石の心に確固として結び付いた「京都」と其処で目にした提灯の赤い文字「ぜんざい」。 製作した栞には、赤々と灯る提灯のようなとんぼ玉を飾りました。 ※製作にあたり、著作権が消滅した文学作品を使用しております。 ※こちらは再販のため、封入されている紙片の形は画像と異なります。 【サイズ】 全長:約12.2cm