イエローの十文字のお花ピン

絹100％の日本刺繡糸で作った花びらがの光沢が美しいオレンジ色の十文字のお花です。 これは、プロフィール、ギャラリー欄でも紹介しているクロスターアルバイテンという特殊なワイヤーの技法を14年間この技術を学び続け、この技法で出来ています。 今回は　小さな絹糸の花ピン。ジャケットやニット、シンプルなブラウスの襟に何気ないワンポイントにいかがでしょう。 そして、SD等のエレガント系のドールのド飾りにも合うと思います。 ４枚のひらはドラートとい硬いコイル状ワイヤーを少し伸ばし、この中に別のワイヤーを通し花弁の形に指先でつまんで整形します。このコイルの間に少し隙間が出来るので、そこに糸を放射状にかけて車輪に見せます。 この糸を掛けて作る技法はマルタ島に伝わるもので、魔除けの意味があると言われています。 中心部はライス形長さ６㎜程サーモンピンク色の淡水パール。この周りを取り巻くのは、線径0.2ミリのワイヤーを2本の針をガイドにしてループを作った直径９㎜のとっても小さいお花。その外には線径1.5㎜のワイヤーで同じ作り方をした16ミリのお花の二段重ねにしました。 これらひらのパーツを一つにまとめ直径15㎜の金具の中に納め、金具表面はサテン布でカバーしてから裏側の金具爪４点でしっかりと止めました。巻きバラとビーズはボンドで要所止めしてパーツの崩れ防止をして出来たピンです。 小ぶりな作品ですが、クロスターアルバイテンの技法の中でも、かなり細かいタイプのものです。 日本刺繡糸　正絹の美しさと共に、気取らないカジュアルな感じでお使い頂けたらと思い、この小さなピンを作りました。 非常に繊細な作品に見えますが、落下やワイヤーの指先の折り曲げ等に注意して頂ければ、身につけた後でコート等に羽織っても変形することはないです。 材料　ゴールド色ワイヤー　淡水パール　絹糸　布　金具　ボンド オレンジの色違いもございます