エリカ・ワード2020個展「えんぎもの」で発表した作品シリーズのイラスト集。
A4サイズ、フルカラー、20ページ
「えんぎもの」について
不安に満ちるこの2020年、これからの世界の軌道が改善する願いをこめて「えんぎもの」シーリズを作りました。ペンと水彩の作品でだるま、招き猫など縁起のいい物と想像の東京をあわせることで街を守り、幸運を引き寄せられるようにという希望を持って描きました。
また私はこの作品で私たちが住んでいる街と身の回りにある日常的なものはある種の縁起物ではないかと提案したいです。なぜなら日常生活の特別ではないものが私たちに安心を与えて、感謝を感じさせてくれるからです。もし縁起物が幸運をもたらすものであれば、日常的に目に入る街の風景は私たちが既に持っている幸運を示しているのではないでしょうか。
作品に描かれた都市のシーンでは街を歩く人の姿はありません。「ここで待っている」では、一人の人物が誰もいない街に閉じ込められて座っています。東京は一番混んでいるのに、人が一番孤独に感じがちな都市だとよく言われます。しかし、今はパンデミックが続いている中、予測できなかった視点から改めてこの問題と向き合っています。今まで寂しく感じる「閉じ込められて一人でいる」というのが今となっては安全を意味する状況に変わり、孤独と安全の新しいバランスを見つけなければならない現実があります。
この数ヵ月、人との関わり方や都市での生活が将来どうなるか誰もが自問していると思います。 「待ち人」ではこれらの答えを見つけようとするかのように、神社のおみくじを真剣に読む人が描かれています。今世界を真剣に見つめている皆さんを表現しています。
現在の不安を乗り越えるために縁起物が招く幸運だけではなく、皆さんには待つ努力をして、希望を持ち続ける必要があります。その中でも絵に小さな楽しみを見つけれたらと思います。「外出」との関係が変わってきた現在、絵の中のミニチュアの世界に飛び込んで楽しんでいただけたら嬉しいです。
エリカ・ワード2020個展「えんぎもの」で発表した作品シリーズのイラスト集。
A4サイズ、フルカラー、20ページ
「えんぎもの」について
不安に満ちるこの2020年、これからの世界の軌道が改善する願いをこめて「えんぎもの」シーリズを作りました。ペンと水彩の作品でだるま、招き猫など縁起のいい物と想像の東京をあわせることで街を守り、幸運を引き寄せられるようにという希望を持って描きました。
また私はこの作品で私たちが住んでいる街と身の回りにある日常的なものはある種の縁起物ではないかと提案したいです。なぜなら日常生活の特別ではないものが私たちに安心を与えて、感謝を感じさせてくれるからです。もし縁起物が幸運をもたらすものであれば、日常的に目に入る街の風景は私たちが既に持っている幸運を示しているのではないでしょうか。
作品に描かれた都市のシーンでは街を歩く人の姿はありません。「ここで待っている」では、一人の人物が誰もいない街に閉じ込められて座っています。東京は一番混んでいるのに、人が一番孤独に感じがちな都市だとよく言われます。しかし、今はパンデミックが続いている中、予測できなかった視点から改めてこの問題と向き合っています。今まで寂しく感じる「閉じ込められて一人でいる」というのが今となっては安全を意味する状況に変わり、孤独と安全の新しいバランスを見つけなければならない現実があります。
この数ヵ月、人との関わり方や都市での生活が将来どうなるか誰もが自問していると思います。 「待ち人」ではこれらの答えを見つけようとするかのように、神社のおみくじを真剣に読む人が描かれています。今世界を真剣に見つめている皆さんを表現しています。
現在の不安を乗り越えるために縁起物が招く幸運だけではなく、皆さんには待つ努力をして、希望を持ち続ける必要があります。その中でも絵に小さな楽しみを見つけれたらと思います。「外出」との関係が変わってきた現在、絵の中のミニチュアの世界に飛び込んで楽しんでいただけたら嬉しいです。