結婚祝い・退職祝・新築祝いに喜ばれています。
●「本物の桐箱」とは?
桐箱は現在いろいろな場所で販売されています。
デパートや家具センター、テレビや雑誌の通信販売、さらにインターネットショッピングなどなど。
しかしながら我々プロの目から見るとそれらの中には残念ながらニセモノが存在しているのが事実です。
少し厳しい言い方をすればこれらのものは桐箱モドキです。
一般のお客様にはどれが本物でどれがニセモノが見極める方法がありません。
「桐箱ならどれでも同じ!」とか「安いほうがいいよ!」とニセモノを購入後、大切なあなたの文書や先祖から受け継いだ書類が虫に食われたり、縮んだり、変色したり・・・などのいろいろな問題が発生し後悔されている方々がたくさんいらっしゃるのが悲しい現実です。
そのようなお客様から頻繁にお電話やメールで相談をお受けします。購入した桐箱について販売した業者さんに問い合わせても充分な対応をしてくれないと。
私も専門業者としてこのようなことを見過ごすことができないと考えました。
これからのお話はあくまでも私見ですが、本物の桐たんすを見極めるための方法を自身の経験と実践からご説明いたします。
そもそも「本物の桐箱」とは何なのか? 条件はふたつあります。
「本物の桐材」と使って「本物の技術」で作られた桐衣装箱です。
それでは「本物の桐材」とは何か? それは国産の日本桐を天然の方法であく抜き・乾燥させた桐材です。
もうひとつ「本物の技術」とは何か? それは宮大工の伝統的な技術を継承し永年の実績を積んだ熟練の職人の技術です。
●なぜ国産の日本桐が良いのか?
「桐」といってもいろいろな種類があります。
日本桐・中国桐・台湾ウスバ桐・・・・等々それぞれ材質が違います。
また産地によっても材質に違いが出てきます。
桐も植物なので育つ環境の大きく影響を受けます。
主なものに「気温」「土壌」「水」そして「日光」の4条件があります。
様々な種類に中で日本桐が最も成長が遅いので年輪が細かく、また上記の生育環境は最も日本国内が恵まれているのです。
特に日本国内でも東北地方が良質な桐材の育つ土地として有名です。
中国や東南アジア・南米からの輸入材は成長が早すぎて木目が荒く、表面もバサバサしていて桐本来のシルクのような光沢はでません。
しかもあく抜きや乾燥に漂白剤や防腐剤を使っていることや人工乾燥器で短時間で行っているので後になっていろいろと悪影響が出てきます。
これがニセモノなのです。
●なぜ衣類・書類の収納に桐箱が良いのか?
桐箱の特徴として「機密性」があります。
テレビのコメディ番組で桐たんすの引き出しを閉めたら別の引き出しが飛び出してきて顔を打つというギャグを見ますが、それは桐たんすの引き出しの「機密性」が高いため空気が逃げ場を探して別の引き出しから抜けるからです。当然これには「指し物」の高い技術をものがたるものです。
このことにより桐箱の内部は外部から遮断され湿度や気温など環境の変化から内部の収納物を守るのです。
また桐は多孔質な木材です。多孔質とは内部にたくさんの空気の層を含むということです。
これは発砲スチロールと同じ原理。
空気の層は水分や温度の変化を伝えづらいのです。
更に桐箱には「抗酸化作用」という特徴があります。
前述したタンニンの成分は弱アルカリ性。緑茶のタンニンと同じです。
そして収納するもの、文書の墨・着物はシルクで弱酸性。
弱アルカリ性の桐箱の中に弱酸性のものを入れると中和され酸化が進まない。つまり劣化しないのです。
そしてこの効果は他の動物性タンパク質でできたもの、ウールやカシミヤ・毛皮やレザーなどでできた衣類にも同様に働きます。
桐が古くから高級素材である動物性タンパク質の素材の収納に使われてきたことはこのような科学的な理由があるのです。
お取扱い方法はこちらの動画をご覧ください。
https://youtu.be/1y3T7HkrGoI
結婚祝い・退職祝・新築祝いに喜ばれています。
●「本物の桐箱」とは?
桐箱は現在いろいろな場所で販売されています。
デパートや家具センター、テレビや雑誌の通信販売、さらにインターネットショッピングなどなど。
しかしながら我々プロの目から見るとそれらの中には残念ながらニセモノが存在しているのが事実です。
少し厳しい言い方をすればこれらのものは桐箱モドキです。
一般のお客様にはどれが本物でどれがニセモノが見極める方法がありません。
「桐箱ならどれでも同じ!」とか「安いほうがいいよ!」とニセモノを購入後、大切なあなたの文書や先祖から受け継いだ書類が虫に食われたり、縮んだり、変色したり・・・などのいろいろな問題が発生し後悔されている方々がたくさんいらっしゃるのが悲しい現実です。
そのようなお客様から頻繁にお電話やメールで相談をお受けします。購入した桐箱について販売した業者さんに問い合わせても充分な対応をしてくれないと。
私も専門業者としてこのようなことを見過ごすことができないと考えました。
これからのお話はあくまでも私見ですが、本物の桐たんすを見極めるための方法を自身の経験と実践からご説明いたします。
そもそも「本物の桐箱」とは何なのか? 条件はふたつあります。
「本物の桐材」と使って「本物の技術」で作られた桐衣装箱です。
それでは「本物の桐材」とは何か? それは国産の日本桐を天然の方法であく抜き・乾燥させた桐材です。
もうひとつ「本物の技術」とは何か? それは宮大工の伝統的な技術を継承し永年の実績を積んだ熟練の職人の技術です。
●なぜ国産の日本桐が良いのか?
「桐」といってもいろいろな種類があります。
日本桐・中国桐・台湾ウスバ桐・・・・等々それぞれ材質が違います。
また産地によっても材質に違いが出てきます。
桐も植物なので育つ環境の大きく影響を受けます。
主なものに「気温」「土壌」「水」そして「日光」の4条件があります。
様々な種類に中で日本桐が最も成長が遅いので年輪が細かく、また上記の生育環境は最も日本国内が恵まれているのです。
特に日本国内でも東北地方が良質な桐材の育つ土地として有名です。
中国や東南アジア・南米からの輸入材は成長が早すぎて木目が荒く、表面もバサバサしていて桐本来のシルクのような光沢はでません。
しかもあく抜きや乾燥に漂白剤や防腐剤を使っていることや人工乾燥器で短時間で行っているので後になっていろいろと悪影響が出てきます。
これがニセモノなのです。
●なぜ衣類・書類の収納に桐箱が良いのか?
桐箱の特徴として「機密性」があります。
テレビのコメディ番組で桐たんすの引き出しを閉めたら別の引き出しが飛び出してきて顔を打つというギャグを見ますが、それは桐たんすの引き出しの「機密性」が高いため空気が逃げ場を探して別の引き出しから抜けるからです。当然これには「指し物」の高い技術をものがたるものです。
このことにより桐箱の内部は外部から遮断され湿度や気温など環境の変化から内部の収納物を守るのです。
また桐は多孔質な木材です。多孔質とは内部にたくさんの空気の層を含むということです。
これは発砲スチロールと同じ原理。
空気の層は水分や温度の変化を伝えづらいのです。
更に桐箱には「抗酸化作用」という特徴があります。
前述したタンニンの成分は弱アルカリ性。緑茶のタンニンと同じです。
そして収納するもの、文書の墨・着物はシルクで弱酸性。
弱アルカリ性の桐箱の中に弱酸性のものを入れると中和され酸化が進まない。つまり劣化しないのです。
そしてこの効果は他の動物性タンパク質でできたもの、ウールやカシミヤ・毛皮やレザーなどでできた衣類にも同様に働きます。
桐が古くから高級素材である動物性タンパク質の素材の収納に使われてきたことはこのような科学的な理由があるのです。
お取扱い方法はこちらの動画をご覧ください。