レジンで水晶と時計部品、アメジストなどを閉じ込めました。
時間を遡ったり進んだりするには、水晶とアメジスト、そしてもちろん時計の部品がないと不可能なんだとか。
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「そうだね、私はここには存在できないのかもしれない。
だからこそ、こうやって移動ばかりしているんだがね。」
そう言いながら、彼は胸ポケットから何やら懐中時計のようなものを取り出した。
「それは・・・?」
私はそれをよく見ようと彼の隣の席に座り直した。
「これは時間を移動する為の時計だよ。そら、ここについてる水晶が移動した
時間を全て記憶しているのさ。」
「でも、この中の時計の部品はバラバラだよ?」
「そうさ、バラバラでないと時間の間を動くことはできない。きっちりしているってことは、現在(いま)の時間軸にちゃんと存在してるってことなんだ。」
「ふーん・・・きれいだね。」
彼は私の言葉に薄く微笑み、そっと胸元にそれを戻した。
「きれい、かい?そうかもな・・・でも、私は今を生きている君たちの方が余程美しいといつも思うんだよ。」
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レジンで水晶と時計部品、アメジストなどを閉じ込めました。
時間を遡ったり進んだりするには、水晶とアメジスト、そしてもちろん時計の部品がないと不可能なんだとか。
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「そうだね、私はここには存在できないのかもしれない。
だからこそ、こうやって移動ばかりしているんだがね。」
そう言いながら、彼は胸ポケットから何やら懐中時計のようなものを取り出した。
「それは・・・?」
私はそれをよく見ようと彼の隣の席に座り直した。
「これは時間を移動する為の時計だよ。そら、ここについてる水晶が移動した
時間を全て記憶しているのさ。」
「でも、この中の時計の部品はバラバラだよ?」
「そうさ、バラバラでないと時間の間を動くことはできない。きっちりしているってことは、現在(いま)の時間軸にちゃんと存在してるってことなんだ。」
「ふーん・・・きれいだね。」
彼は私の言葉に薄く微笑み、そっと胸元にそれを戻した。
「きれい、かい?そうかもな・・・でも、私は今を生きている君たちの方が余程美しいといつも思うんだよ。」
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