120size 3ピーススーツ −ポール・セザンヌ＜林檎とオレンジ＞より− 【minne限定アイテム】

こちらは、イメージアーカイブ・ラボとのコラボ企画「minne ART MUSEUM-世界的名画とハンドメイド」の参加作品です。 「セザンヌ」の「林檎とオレンジ」をもとに制作しました。 ▼利用許諾証明書URL https://viewer.atrust-cert.com/cert/d281904b71cc106595d156118af6b604de721a4e0e1bc68ca06ee34e8731ac65 シャツ、ベスト、ジャケットのスリーピースとハーフパンツの子供用スーツです。 ３ピースでの着用は勿論、全て重ね着しなくても組み合わせで色々お楽しみいただけます。 襟とカフスが白のクラシカルなシャツは胸もとに入ったピンタックや裾のカーブもポイント。 格子状の織り目が目を引くベストはテーラード襟できちんとした印象。背中は透け感のある生地が使われていて軽やかさもあります。 透け感のあるシフォンのジャケットは後ろがアシンメトリー。前後左右違った表情で風になびきます。 ハーフパンツはコットンリネンのしっかりした生地でウエストゴム仕様。ダブルの裾もフォーマル感があります。 生地は「林檎とオレンジ」の絵画を大小２種類の大きさでプリントしています。 大きい方は実物の絵画とほぼ同じ大きさですので、筆跡の臨場感を感じることができ 小さい方は絵の全体像を俯瞰で見ることができます。 ジャケットの背中に１枚絵を使っており、全体を鑑賞いただけます。 綿ツイル、コットンリネン、ポリエステルの３種類の生地にプリントしているため、絵が更に色々な表情に変化しています。 今回のコラボ企画で「セザンヌ」と「ゴッホ」の作品をテーマにしました。 セザンヌといえば静物画の王道のようなイメージで、物心ついた頃から教科書で見ていた記憶があります。 ですが今回の「林檎とオレンジ」を含むセザンヌの静物画、実は当時は前衛的で不思議な絵画でした。 不思議に見えるポイントのひとつに、セザンヌがよく使用した『多視点』という概念があります。 この絵はよく見るとソファーや林檎は上から覗き込んだような視点で描かれているのに、お皿やポットは横から見た視点で描かれていて不思議なバランスです。 「我々はカメラのように固定された１点から物を見ているのでなく 視線を色々な場所や角度に動かして見たものを脳内で合成して把握している」という事実をセザンヌは絵画で表現したのでした。 この概念をSHOLETTEらしいシックなお洋服に置き換えることをしたいと考え、たどり着いたのが３ピースの重ね着でした。 １番上から着るジャケットを敢えて透け素材で製作し、ジャケットよりベスト、ベストよりシャツの裾を長くすることで 表面を見ていると同時に内側に着ている服まで認識するというデザインにしています。 何気なく眺めるとベストに視点が行ったりシャツに視点が行ったり。 そして３種類の生地と大きさの違う絵画のプリントに視点を移したり、お洋服の中を旅するようにぐるぐると見回してみていただけたらと思います。 ベストの格子に織られている部分は、セザンヌやゴッホの筆跡からインスピレーションを受けています。 ２人とも『ポスト印象派』と呼ばれる時代の画家で、それぞれ独特の筆触です。 特にゴッホは、様々な色の糸から織られた布が全然違う色合いを作り出す織物の美に魅了されています。 今回はプリントした生地で１cm幅の長い紐を作り、手で格子状に織り上げることで色の面白い表情を作り出しています。 結婚式やお誕生日、発表会などフォーマルな場面でも個性的なオシャレを楽しめます。 七五三など記念の撮影衣装にもおすすめです！ 『多視点』などは難しそうな話に見えて、実は子供の描く絵画は多視点だと言われています。 例えば運動場に丸く並んでいる子たちの絵を上から描いた時など、頭のてっぺんを描くのではなく正面から見た人の図を円状に並べて描いているのを見たことがあるのではないでしょうか。 セザンヌの表現したものの見方は、子供達と同じように本質的なのかもしれません。 楽しく純粋な目で見て感じて着てもらえたら、 そしてお子様の記憶に残る絵画、そしてお洋服となってもらえたら嬉しいです。 ●素材 シャツ　綿100% パンツ　リネン55% 綿45% ベスト　綿100%／リネン55% 綿45%／ポリエステル100% ジャケット 綿100%／ポリエステル100% タイ　ポリエステル100%