✦愛の毒蛇✦ヘアクリップ 〜Vipère d'Amour (ヴィペール ダムール)〜

ご覧頂きありがとうございます！ こちらは Charmant Chambre （シャルマン・シャンブル）の作品です。 ♢♢テーマイメージ♢♢ ──その愛は、世界を滅ぼす猛毒となる── 夜の冷たい静寂を切り裂き、 地の悉くを灼き尽くさんとばかりに 容赦も無く燦爛と輝く至上の光焔。 力強く畏ろしい、けれども同時に 夜ごとにその姿を隠す儚く美しい存在。 触れればこの身を焼き殺す火炎だとしても 垣間見るだけで目も眩み、心焦がされる。 ともすれば暴力的とさえ言える程に ただ愛おしく、狂おしい。 故に破滅へ辿り着こうとも望むのだ。 嗚呼、この想いは、この愛は、 我が世界を亡ぼす何と忌まわしき猛毒か。 さぁ、太陽を呑み込む蛇となろう。 ♢♢商品説明♢♢ エジプト神話やクレオパトラを題材としたお話を背景に、太陽と蛇のモチーフをイメージしたヘアクリップです。 世界三大美女とも称されるクレオパトラ7世は、粉末にしたエメラルドや孔雀石（マラカイト）をアイシャドウとして用いたという伝説や、自身の名を冠したエメラルドの鉱山を所有していたという話があります。 そんな逸話や蛇のカラーイメージから、グリーンカラーを基調としています。 緑色の上には、地を這いずり忍び寄る蛇のようなカーブを描き黒いダイヤ型のホログラムを配置しました。 トランプのマーク（スート）のダイヤモンド♢は、お金・貨幣を象徴します。現代のトランプでは黒ではなく主に赤い色で描かれていますね。 ダイヤモンドは英語では “Diamond” となりますが、これはギリシャ語の「征服されざるもの、何よりも強い、無敵」といった意味の語が由来だとされています。 クレオパトラの髪色だとも言われる黒色のカラーイメージには、ダイヤモンドの語源と同じく「絶対的な強さ」が秘められています。 それは時には正のイメージとして権威や神秘を想起させ、また時には負のイメージとして孤独や恐怖、そして死を表します。 エジプト神話においても、蛇は2つの極端な印象を持ちます。 古代エジプトの歴史は長く、時代と共に神々と王とその象徴物の立場は少しずつ変化していきます。 エジプト神話における蛇の立場の1つは、コブラの種に見られる神聖性です。 エジプト神話では複数の蛇にまつわる女神が存在します。またコブラと言えば、王（ファラオ）の装身具などとして守護や王権・神威を表すものも有名ですね。 他方で、コブラ種以外の蛇は忌まれるべきものでした。 神話にはアポピス（またはアポフィス）という混沌・邪悪・夜の闇を象徴する蛇がいます。原初の水より生まれ出たこの巨大な蛇は、世界を混沌へ引き戻そうとしていて、度々、太陽神ラーが乗る太陽の船を襲い天の運行を妨げようとするそうです。 このため、日蝕は「アポピスが太陽の船を飲み込んだ」からだと言われたのだとか。 生と死を繰り返す不滅の存在たるラーの最大の敵とも言える恐るべきアポピスですが、太陽の船を守護する嵐と砂漠の神であるセトとは天敵の関係でした。 ところが、セトは時代が下るにつれて善悪なく“力ある者”として闘争の神としての地位も持つようになります。 やがてクレオパトラが治めた古代エジプトの最後には、セトとアポピスは“恐ろしい者”として同一視されていきました。 知性と教養に溢れ、弦楽器のような美声を持つ稀代の才媛であったとも言われる最後の女王クレオパトラ。 彼女の人生史は、まさしく昼の太陽と夜の闇のように、華やかなロマンスと混沌とした政争で彩られています。 そのドラマティックで波瀾万丈の人生は今日においても人々を魅了し、多岐に渡る物語が綴られています。 ラウンド型のビジューは表面コーティングがされていて角度により色が変わるため、夜明けのような、日暮れのような、多色が交じり合う神秘的で美しい空色です。 それはまるで、クレオパトラの人生と心情を映したかのような複雑な色彩です。 ヘアクリップの全体の形状は、蛇の恐ろしい毒牙のような細長い三角になっています。 アポピスを囚えて縛り付けるかのような銀の鎖が囲む中、ラウンド型の両隣にはマーキスカットのビジューを配置しています。 その輝きは、強い太陽の射し込む光や、あるいは炯々と光る鋭い蛇の瞳を思わせます。 とある夜のクレオパトラが過ごす情熱的でロマンチックな時間や、また、セトやアポピスの神々が織り成す破壊的で怖ろしくも目の離せない世界など、美しくて興味深いエジプトに思いを馳せて暑い夏も楽しんでくださいませ。 ＊素材 ◎ビジュー（カラー） ライトサファイアシマー、クリスタル ◎その他 レジン、ホログラム、チェーン、金具 ヘアアクセ　ヘアーアクセサリー　シルバー　青　ブルー　クール　カッコイイ　スタイリッシュ　イベント　ギフト　キレイ