木版画で季節のぽち袋　〜和栗のモンブラン〜

和紙に木版で和栗のモンブランを摺り、ポチ袋をつくりました。 １セット3枚入りです。 栗は晩秋の季語です。 生で食べることのない栗ですが、野菜ではなく木になる果物なのだそうです。 イガが他の果物でいう皮に当たり、固い鬼皮が果肉、鬼皮をむいた渋皮付きのものが種なのでそうです。 ちなみに、『モンブラン』といえば栗を思い浮かべるひとが多いかもしれませんが、そのルーツはイタリアとフランスの国境にある山『MontBlanc（モン・ブラン）』であり、つまり栗を使わなくても「クリームやスポンジ生地、細い線状のクリームを使って、山のような形に仕上げたケーキ」は『モンブラン』ということになるそうです。 縦138ｍｍ×横70ｍｍ（上部折り曲げた状態で、縦121ｍｍ×横70ｍｍ） 手作業でカット・成形しているため、多少のばらつきがあります。 和紙は白い奉書紙で、厚みがあり、しっかりしています。 水彩絵の具や墨に糊をまぜて摺っているので、水がつくとにじみます。 色ごとに版を掘り、手で摺っているので、少しずれたり色がかすれたりします。 木版画の味として楽しんでいただけると嬉しいです。