吉岡麗子さん育種山紫陽花『うるは』4寸ポット

山紫陽花『うるは』— 静かな美しさが心に響く — （吉岡麗子さん育種） 淡い藤色の装飾花がやわらかく重なり、優美な雰囲気を纏った山紫陽花『うるは』。どこか儚げでありながらも、しっかりと存在感を放つその姿は、まさに“和の美”を体現しています。 「うるは」とは、日本古語で“美しい・優雅”を意味する言葉。その名の通り、派手さではなく、静けさと奥ゆかしさで見る人の心を惹きつける一鉢です。 吉岡麗子さんの丁寧な選抜と育種によって生まれた本品種は、花色の移ろいも美しく、季節の中で表情を変えていく様子も楽しめます。庭植えや鉢植えはもちろん、和風の空間にもよく似合います。 育て方（山紫陽花『うるは』） ■置き場所 山紫陽花は半日陰を好みます。明るい日陰や朝日が当たる場所が最適で、真夏の直射日光は避けると葉焼けを防げます。風通しの良い場所で管理しましょう。 ■水やり 土の表面が乾いたらたっぷりと。山紫陽花は水切れに弱いため、特に夏場は乾燥に注意が必要です。鉢植えの場合は、朝と夕方の2回チェックすると安心です。 ■用土 水はけが良く、保水性のある土が適しています。市販の「山野草の土」や、赤玉土小粒：腐葉土＝7：3 のブレンドがおすすめ。弱酸性を保つと元気に育ちます。 ■肥料 春と秋に緩効性肥料を施しましょう。花後にも少量の追肥を与えると、株の回復が早くなります。肥料の与えすぎは徒長の原因になるため控えめに。 ■剪定 開花後すぐ（7月頃まで）に、花がらとともに伸びた枝をカットしましょう。花芽は夏以降に作られるため、遅い剪定は翌年の開花に影響します。 ■冬越し 地植えの場合は特別な対策は不要です。鉢植えの場合、寒風や霜の当たらない場所に移すと安心です。落葉しても春にはまた芽吹きます。