水あわの夢 / かなしみがひかりに変わる夜

ーーー 「水あわの夢」 明け方の海辺のまちで 水面に漂う無数の白い線をみたとき あなたのひかりの脈あとだとおもった 上空に溶けるちいさな小鳥の青 落下する夜に海月になれないこと からだの成分が海に近づけないこと それでも目を閉じると 一匹の銀色の魚がはねる 睫毛に宝石がこぼれる 深い夜の心臓の底から ひかりを見上げ 水晶の花びらをほそほそと食む ぼくたちをやわらかに焼く流星 降りそそぐ斜光を全身で抱きしめながら あなたはいつか 本当のひかる魚になる ーーー 水をテーマにしたシリーズです この子はこぼれたふた粒の涙がひとつに溶け合い、やさしさを思い出しかけた夜に生まれました 澄んだ透明な水に触れていると安心します 身体のすみずみまで浄化されるような気持ちになります いくら水を飲んでもわたしの身体は海にはなれないけれど、 そのひやりとした水に触れているときだけは 透明に近づくことができる そんな気がしています 縦：約13cm 横：約8cm ーー ☆上記の詩を印刷したものをぬいぐるみに添えてお送りいたします。 ※ご注文後のキャンセル・返品には応じられません。 ※ぎゅっと底面を押し付けると自立できますが、頭が大きく不安定な子ですので、うまく自立できない際には立てかけていただくのがおすすめです。 ■素材 からだ：フェイクファー、綿(ポリエステル) 目：真鍮 口：シードビーズ