2020年7月は大雨による被害を受けられた方も多く、近年日本全体を見ても水害や地震などにより避難所に避難する機会が増えているように感じます。
避難が現実味を帯びた時、皆様のお家にいるワンちゃんはどうするのでしょうか。
家で留守番をしてもらうのか(つまりは置き去りですが)、
連れて行くのか、
はたまた人もワンちゃんもどこにも行けず家に籠るのか。
悩ましい選択を迫られる可能性があります。
国は、2011年に発生した東日本大震災の教訓から、
災害時はペット同行で避難する方が避難後避難者の心的ストレスが大きく軽減することや、
逃亡したペットの野生化による狂犬病の発生や繁殖のリスクについて自治体や有識者からの報告を受け、
2013年4月『災害時の避難はペット同行が望ましい』というガイドライン(「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」※1)を策定し、自治体や飼い主に対して準備を促しています。
ですがガイドラインとは指針であり指導目標であるため強制力はなく、避難所を運営する自治体により対応が異なるのが現状です。
皆様が避難する予定の避難所がペット受け入れ可能かどうか、事前に確認して置くことが大切となります。
※1 このガイドラインは2018年2月に改定され、現在は「人とペットの災害対策ガイドライン」となっています。