諦めず、一針一針。
諦めず、1枚1枚、裁断。
諦めず、1枚1枚、写真撮影。
作品作りを通して改めて考えさせられた、ものづくり。
買い物に行き、目に飛び込む数々のものは、どれだけの人の手に携わり、いま、ここにあるのかな、と。
世の中に姿を現すまでには、たくさんの工程があること。
自分が最初から最後までものづくりをする中で、葛藤することもあります。
たくさん悩むこともあります。
だけど、3年前、腹をくくり、ハンドメイドをしようとした時、テレビを見ていたときに、ふと聞こえてきた言葉がありました。
『誰だって、最初は初心者。』
最初は、上手く縫えない。
最初は、上手く裁断できない。
最初は、上手く撮影できない。
2000個以上作品を作り続け、5000枚以上撮影をしてきました。
たった1つの作品を撮影するのに、1時間半かかることもあります。
上手くできずに、悔し涙を流しながらも、でも諦められなかった日々。
寝ていても、『作品の使いやすさを考えたら、どうしたらより良くなるか』と思い立ち、メモしたり。
前より、できなかったことができるようになると、そこに喜びが生まれ。
作品を手にして下さる方のことを思い、喜んでくれた時の喜びを感じ。
いろんな形の喜びが見たくて、諦められなかった日々の積み重ね。
『誰だって、最初は初心者。』
その言葉に支えられながら、今日も針を、手を進めています。