作品の一つ、「金のりんご」の梨地は、エッチングという表面処理によって作り出しています。
エッチングとは、酸やアルカリなどの腐食液が金属を腐食させる作用によって金属板に画を描く技術。
主に版画などで用いられます。
使う溶液によって化学変化が異なるので、腐食部が黒くなったり、赤くなったり、梨地になったりします。
「金のりんご」では、オキシドール(H2O2)にクエン酸と食塩をブレンドした溶液を使用しています。
どれも薬局やスーパー、ホームセンターで手に入る身近なもの。
興味がある方は自分でやってみると面白いかもしれませんよ・・!
・写真について
「金のりんご」と、新作の「シマウマ」のピンズです。
エッチングを用いて縞を表現しました。