ものづくりが好きな方は、きっと
ピンズのメタルプレートをどうやって削り出しているかについて、
興味があるんじゃないでしょうか?
実は加工は完全な手作業ではなく、荒削りの工程はCNCという技術を用いて行っています。
CNCは「Computerized Numerical Control」の略で、日本語ではコンピュータ数値制御を意味します。
耳慣れない用語かもしれませんが、
ものづくりの現場では当たり前の技術で、
少し身近になってきたレーザー加工機や3Dプリンタはじめ
大半の工作機械はこの技術によって動いています。
ピンズ加工時に使っている工具は、なんと直径0.3mm。
針みたいな工具で数十ミクロンずつ、時間をかけてチリチリ削っています。
CNC導入の良さは、なんと言っても手作業では不可能な微細な表現もできるところ。
一つ一つの削り出しなので量産できる訳ではありませんが、
表現の幅が一気に広がるわけです。
今は情報が溢れ、高度な道具も手に入れられる時代。
調べれば必要な情報はいくらでも出てきます。
加工が好きな方やクリエイターの方は思い切って挑戦してみると面白いかもしれませんね。
きっと創作の幅が広がるはずですよ。
(やってみたいけど、まず何から手を付ければ良いかわからないという方、メッセージを頂ければ簡単にお答えします)
使用しているソフトウェア:
Adobe illustrator(2D-CAD)
Autodesk fusion360(3D-CAD/CAM)
MicroSoft VisualStudioCode(G-code Edit)
ハードウェア:
CNCフライス盤
汎用GRBLコントローラ
微細加工用エンドミル(Φ0.3、Φ0.5)
・写真について
オーダーを受けて制作した「雪の結晶」のピンズです。
左が工作機械を動かしているコントローラの画面、右がG-codeの画面(一部)です。