ここでは「私のハンドメイドヒストリー」をテーマに書きます。連載する予定ですので、どうぞ楽しみにして頂けたら幸いです。
第二弾(vol.2)は、手作りカードにまつわるエピソードです。
10年以上前のこと。職場の先輩のお宅へ遊びに行った時、手土産と一緒に手作りのミニカードを添えました。あえてメッセージは何も書かずに「誰かに贈ってください」と渡しました。後日、ご主人のお誕生日に使ってくれたらしく「夫にメッセージを書いて贈るの、久しぶりだった」と、恥ずかしそうに、でもうれしそうに話してくれました。
私もうれしかった記憶です。
これはまた別の友人とのこと。
数年前、その友人が引っ越しをすることになったので、何か餞別を贈ろうと思いました。すでにその頃はミンネで販売を始めていました。販売しないものや私が使うカードはストックしていたので、「もし欲しいのがあればどうぞ」と選んでもらうことにしました。
彼女とは一緒にカードを作ったこともあったので、「この1枚にどれだけの手間暇がかかっているか、知ってるからうれしい!」と。じっくり時間をかけて、迷いながらも数枚のカードを選んでくれました。
選んでいる時、とても楽しそうだったのを覚えています。
先輩にも、友人にも、役に立てたことがうれしかった。
この気持ちを忘れないようにしたいと今も思っています。
カード販売で大切にしたいことはたくさんありますが、『誰かの役に立つカードを手作りしている』と言う自覚。ハンドメイド作品は好みが分かれるかもしれませんが、
『手軽で使いやすい!』そんな存在でいたいとも思ってます。
りん