タイの革職人さんたち

タイの革職人さんたち

※写真左上●革製品を作るための道具たち。よく使い込まれ、長く大事に使われているのがわかる、表情のあるたたずまいです。  右上●タイ東北部コンケーンにある、WOODさんの住居兼お店。WOODさんと仲間たちの手作り(!)で、屋根から垂れた暖簾のような飾りは、ヤシの実をヒモに通したもの。ウットリすぎるおうちです!  左下●チェンマイの革職人KAIさんと意気投合するWOODさん。後ろに見えているベンチも素敵。  下真ん中●バンコクの職人ODDさんと、ちいさな作業台。ちょうどピノッキシューズを作っているところです。  右下●ODDさんの革道具、コンパス。これとカッター、あとは手作りの小さな木の棒だけで靴を作ってゆきます。 ★bighugのラインナップに欠かせないのは、やっぱり革のシューズたち。  普通Hand made shoesと言った場合、アッパーとコバ、または内底を手縫いで貼り合わせるという程度が多く、アッパー(甲革)の形は木型を入れ革を伸ばして馴染ませることで形作ります。  しかしOddさんのシューズは違います… 100% Hand made.  木型の代わりに使うのは、小さな木の棒。  もちろん道具もハンドメイド!  長年の勘と技術で、棒を当てながら手で革を伸ばして形造ってゆきます。  設計図はODDさんの頭の中にしかないのです。  彼は1年中、bighugの靴だけを作ってくれています。  1人で作っているので常に大忙し… ★写真のWOODさんは、ODDさんのお兄さん。  兄弟揃って革職人なのです。  彼はタイ北部のチェンマイにも手作りの家を持っていて、私(販売者)も一度だけそちらにお伺いしたことがあります。  たくさんの仕事道具の他にも、タイの伝統的な古道具や家具、流木や木の実、動物たちが渾然一体となった、ワイルドかつサイケデリックですらあるおうち…  「不思議な夢なの…?」と独り言がもれてしまうようなワンダーランドでした…!  急激に発展してゆくタイの中で、古いもの、シンプルなもの、そして自然を大切にし、咀嚼して作品に投影してゆく。  そんな彼らのスタイルとセンスに、いつもほっこりとした優しい気持ちにさせられてしまいます。 ★革製品のお取り扱いについて。  bighugの革製品は牛、本革を使っています。  上質な革を使っていますので、使い込んでいくほどにどんどん自分になじんで、やわらかさも色合いも変わってゆきます。  ただ、本革は使い始めが固いことが多いので、とにかく最初は頻繁に使うこと・シーズンに1~2回程度+雨などに濡れた日は、オイルを擦り込んで磨いてあげてください。  仲良くなるまでちょっと時間はかかりますが、それも含めて、自分だけの1足ができあがってゆくのはうれしいものです!  本革は、自然からいただいた素材です。  ナメすときについたキズがある場合もありますが、オイルで磨いてお手入れするうちに馴染んでゆきます。  キズが全くないということは、キズ部分はすべて捨てられているということなのです。  天然素材に対する考え方は人それぞれですが、当店では着衣に支障のないものとして、小さなキズの返品はご容赦いただいております。何卒ご了承くださいませm(__)m ※2022/6/10追記  ODDさんがタイから海外移住することになり、製作はストップしています。  長年ODDさんの靴を取り扱ってきたし、自分でも気に入ってたくさん購入したのでとても寂しくはありますが、なにか状況の変化がない限り今のところ再始動する予定はありません。  ODDさんの靴は今ある在庫がすべてで、再入荷はできません。  迷っている方がおられれば、お早めに…

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