bighugのウールについて【ポルトガル編】

bighugのウールについて【ポルトガル編】

※写真は、ポルトガルのニット職人さんちの近所をブラつく羊、その羊を追って歩きながら、前を歩いている羊から取った毛を糸に紡ぐ女の子、ウール工場、古くてとても美しい道具に囲まれて作業する職人さんたち。  きっと、うつくしいもの・よいと思うものを大切にして、何百年も暮らしてきた人々なのだろうなと思わせる、古くて新しい手工芸の現場です。  ほんとうに、ステキです! ●bighugのウール製品は、現在ポルトガルを中心に、ペルーやバリ島で製作されています。  機械を使って毛糸を作るのではなく、 毛は自分たちで羊から刈り取り自分たちで紡いで、自分たちで編みます。  手で洗うだけで工業用の洗い器にかけていないので、適度に油が残り、毛同士が絡んで、着れば着るほど馴染みます。  そしてどんどん暖かくなっていきます。  フィッシャーマンセーターってきいた事ありますか?  そのまま 漁師用のセーターです。  でも普通セーターで海に出たら寒いですよね?  ではなぜ…  彼らのセーターは、寒くないんです!  それは 油分の残っているセーターを着続けて揉まれてもまれて、 目が詰まっていって、最後にはフェルト化していたのです。  だから彼らのセーターは私たちが思うようなセーターではなく、ウールの、体にぴったりあったジャケットと同じなんです。  また、毛糸の色は、本来羊が持っていたもの。  つまり、白い羊からは白い毛糸が採れ、黒い羊からは…というわけ。  なんというほっこり… ●ウールニットの手触りについて  ときどき、「ウールのチクチク問題」についてお問い合わせをいただくことがあります。  チクチクの度合いは、職人さんが施した処理や信条によるところが大きく、「これはかなり柔らかでふわふわ。」というものから「最初はどうしてもザラッとするかもです…!」というものまで様々。  しかし肌の比較的弱い方には、ウールの毛糸がチクチクとした肌触りに感じることもあるかもしれません。  これは、使って洗って…と繰り返して育てるうちに、毛が馴染んでこなれてゆきます。  気になる方は、はじめのうちは襟が高めのシャツを重ねるなど、素肌に当たる部分を別布で隔てるとよいかもしれません。  ぜひ使い込んで、あなたの体にぴったり合った、ウールのお洋服を作り上げてください! 昔ながらの製法で天然の素材を使ったモノというのは、このように、自分となじんでくれるまでちょっと時間がかかるものなのかもしれません。  その過程も、一緒にたのしんでいただけるような商品を目指して、日々モノたちと関わっていけたらと思っております。  なにとぞご理解をいただいた上でご購入いただきますよう、お願いいたします。   ●お洗濯について  ご家庭で洗われる際は、縮み防止のため、水ではなく30度以下のぬるま湯におしゃれ着用の中性洗剤を溶かし、揉んだりこすったりせずに押し洗いします。  その後また新しいぬるま湯ですすぎ、軽く水を切ります。  タオルなどに包んでよく水気をしぼり、形を整えてから日陰で平干しします。  ピッタリすぎて縮みが心配な場合は、やさしく手で伸ばしてから干してみてください。

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