ただ一口に手織りを言われても、
どのようなものか、なかなか分かりづらいのではないかと思います。
シャツなどの生地を、よーーーくご覧になってみてください。
糸が互い違いに格子状になっていると思います。
これが織りです。
基本的に縦に通した糸をかけておく機械(織り機)があって、
そこに糸を横に、互い違いに通しながら織っていきます。
手芸屋さんなどで見る布は横糸も機械で通していますが、
これを自分の手で横糸を通していくのが手織りです。
一つを織るのにどれくらいかかりますか?というのもよく聞かれます。
これも人それぞれで全然違うのですが、
早い人なら3mぐらいの反物を1週間で織ってしまうし、
当店は障害のある方が織っているので、同じ3mを2か月~半年ほどかけて織る方もいます。
機械織りは均一で平らな形を作るのが得意ですが、
手織りは不揃いで変わった糸を織り込めるという利点があり、
ハンドメイドならではの風合いや色合い、味わいに溢れます。