『空の巣症候群』という言葉があります。
子育てをしている家庭において、子供が独立して家庭が夫婦だけになってしまうと、
喪失感や生活の変化から心身に不調をきたす、というものです。
私の話をすると、
おかげさまでここ1か月の間に、いくつかの作品が立て続けに売れていき、
今年初めに立てた目標が達成できました。
売れたものは、主に公衆電話のぬいぐるみ系の作品ですね。
この公衆電話のぬいぐるみは、何年も前から試作を始めていて、
本製作・完成に至るまでとても時間がかかりました。
時間をかけて作ったのに、いなくなるのはあっという間。
嬉しいことではありますが、なんだか寂しさも覚えます。
作品が売れると材料費を回収でき、次の作品を作り始めることにつながるのですが、
このハートに穴が開いたような感情は、まるで空の巣症候群。
いや、電話がなくなったのだから、これは”空の電話ボックス症候群”だ!
タイトル回収。
ちなみに現在、私の手元にある公衆電話関係は、一番上の画像のふたつ。
縫い方の実験のために作った左と、最初に実物大にした右です。
これらは販売していないので、もらわれていくことはないのですが、
手元にあったらあったで、材料取りのために分解します。