「SDGs」とは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称のこと。2030年までに達成すべきとされる17の項目と169のターゲットで構成されています。
WATALISでは創業当初から「アップサイクル」に取り組んでおり、持続可能なものづくりを積極的に実践しています。
ここでは、SDGsのなかでも、とくにWATALISが強く推進している項目をご紹介します。
目標5:「ジェンダー平等を実現しよう」
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
WATALISは東日本大震災の被災地である亘理町で、地元の女性たちが立ち上げた会社です。女性の働く場が限定的である被災地域の中で、前向きにキャリア形成に取り組む女性が働く場を持続的に運営していくことを目指します。
「女性の働く場」へ
目標8:「働きがいも経済成長も」
すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な 経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク を推進する。
WATALISは、ここで働く女性たちが、自ら学び・選択し・行動できる、経済的にも精神的にも自立した女性となる機会を提供することを目指します。
「女性の働く場」へ
目標10:「人や国の不平等をなくそう」
国内および国家間の格差を是正する
中町カフェーで提供しているコーヒーやお菓子の一部は、地元の障がい者就労施設の方と協働で開発しています。商品は宮城・亘理のおみやげや贈答品としても販売しています。また、フェアトレードで輸入された材料を使ったお菓子なども仕入れ、提供させていただいています。
目標12:「つくる責任、つかう責任」
持続可能な消費と生産のパターンを確保する
2000年を境に日本のリサイクル率は上昇し続けているものの、繊維のリサイクル率は高いとは言えないことから、さらなるリサイクルへの取り組みが必要とされています。
WATALISはこれまでに12t以上の箪笥に眠る着物地をリメイクし、再び世に送り出してきました。本来なら廃棄されるものを素材として経済的価値を付ける「アップサイクル」の取組みを通して「廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用による、廃棄物の発生の大幅な削減」に貢献していきます。
また、「日々の消費行動の中で自らSDGsに貢献したい」というお客様に「質が良いハンドメイドの商品」を提供することで、日本の再生文化の素晴らしさを受け継ぎながらアップサイクル文化を醸成します。「人々が、持続可能な自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つ」一助となることを目指します。
目標15:「陸の豊かさも守ろう」
陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る。
WATALISでは、東日本大震災で被災し、高齢化によって担い手がいなくなった農地を、地域の皆さんと共に蘇らせる取り組みを行っています。
2021年からは、宮城県亘理町内の遊休農地で、中町カフェーのメニューや宮城・亘理のお土産となるお菓子に使う大豆、カボチャ、サツマイモなどの食材を自分たちの手で栽培しています。また、ミツバチの飼育や蜜源植物の植栽も始めました。
大切な地域資源である農地を有効活用し、豊かな緑を守っていくために、これからもさまざまな取り組みを行っていきます。