カバルの箱７

届いたのでさっそく開けました。以下、具体的なネタバレは控えつつ感想を書かせていただきたいと思います。 コンセプトは事前説明通りで、とても良かったです。資料の紙質の違いや印刷にも制作陣のこだわりを感じられました。 ただ、謎と物語を自分で辿り、考えるという作品であることを差し引いても、全体的に説明不足の感が否めませんでした。世界観と物語が強固と言えず、統一感を軽視しているように思えます。徒に謎を散りばめるだけで、制作者側も具体的な物語(謎そのものではなく「物語」の流れとして)を設定していないのではないかと思ってしまいます。また、伏線を回収するのを受け手に任せ過ぎると、謎そのものに魅力がなくなってきます。 登場人物の描写も不足していて、いまいち現実味を感じられませんでした。この手のリアル謎解きに不可欠な没入感は、いかに物語の世界へ引き込めるかにかかってくるかと思います。しかしその場合、リアリティは不可欠です。アクセサリーと物語の繋がりも結局「徒に散りばめられた謎」の内のひとつに思えてしまい、大変残念です。 せめてあと3つ程、謎と現実感を補強する資料があれば良いのになと思いました。 残念ながら量質ともお値段相応とは思えませんでしたが、作品コンセプトは本当に好きです。空想で遊ぶ楽しさを改めて感じられました。もう少し控えめ価格の他作品の再販を、心よりお待ちしております。

無事に商品受け取りました。箱を開け、内容物を確認するところからもう物語が始まっており、何通りも考え付きそうな真相について友人と語らいまして楽しい時間を過ごせました。他の箱もとても気になってしまいます。この度は素敵な商品、有難うございました。

本日、箱が届きました。驚いて胸がドキドキしています。15年前に亡くなった祖母から子供の頃にもらった木箱があるのですが、それには簪や綺麗な色と形のボタン、匂い袋など女の子が好きそうな小物がいろいろ入っています。 その中に、写真と同じ硬貨があるのです。 どうして…なぜ… その秘密は小箱の中のアクセサリーを辿ればわかるのかもしれませんね…