こちらの品は発送までに10日前後のお時間をいただいておりますので、ご了承の上ご注文くださいませ。
与謝野晶子の訳による現代語訳ですが、与謝野晶子の生きた時代から約100年以上が経ており、それを現代語訳と申せるかどうかは読者に委ねます。原文よりは理解しやすいかと思います。
「夕顔」(ゆうがお)は、『源氏物語』五十四帖の巻名の一つ。「空蝉」に続く第4帖。「帚木」・「空蝉」・「夕顔」の三帖をまとめて「帚木三帖」と呼ぶことがある。
源氏物語<夕顔(ゆうがお)第四帖>-紫式部
<スリップケース入り>
--*--*--*--*--*--
テキスト:青空文庫
翻訳者:与謝野晶子
本体サイズ:約H53×W45×D15mm
ケース入りサイズ:H57×W48×D16mm
本 文:書籍用紙にレーザープリント
頁 数:171頁
表 紙:カラー印刷(レーザープリンター)のカバー仕様
内側の表紙はろうけつレザック/緑
ケース:赤厚手レザック
製 本:糸綴じ/ハードカバー/丸背
--*--*--*--*--*--
【源氏物語の概要】
紫式部の著した「世界最古の長篇小説」という評価を持つ「源氏物語」は、通常54帖よりなるとされる。写本・版本により多少の違いはあるものの、おおむね100万文字・22万文節400字詰め原稿用紙で約2,400枚に及ぶ。およそ500名近くの人物が登場し、70年あまりの出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む典型的な王朝物語である。物語としての虚構の秀逸、心理描写の巧みさ、筋立ての巧緻、あるいはその文章の美と美意識の鋭さなどから、しばしば「古典の中の古典」と称賛され、日本文学史上最高の傑作とされる。
【「夕顔(ゆうがお)」第一部・第四帖(源氏17歳夏から冬)の概要】
『源氏物語』五十四帖の巻の一つ。第4帖。帚木三帖の第3帖。
『源氏物語』に登場する作中人物の女性の通称。「常夏(ナデシコの古名)の女」とも呼ばれる。
巻名及び人物名の由来はいずれも同人が本帖の中で詠んだ和歌「心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花」による。
「源氏夕顔巻」(月岡芳年『月百姿』)
源氏17歳夏から10月。従者藤原惟光の母親でもある乳母の見舞いの折、隣の垣根に咲くユウガオの花に目を留めた源氏が取りにやらせたところ、邸の住人が和歌で返答する。市井の女とも思えない教養に興味を持った源氏は、身分を隠して彼女のもとに通うようになった。 可憐なその女は自分の素性は明かさないものの、逢瀬の度に頼りきって身を預ける風情が心をそそり、源氏は彼女にのめりこんでいく。
あるとき、逢引の舞台として寂れた某院(なにがしのいん、源融の旧邸六条河原院がモデルとされる)に夕顔を連れ込んだ源氏であったが、深夜に女性の霊(六条御息所とも言われるが不明)が現れて恨み言を言う怪異にあう。夕顔はそのまま人事不省に陥り、明け方に息を引き取った。
夕顔の葬儀を終え、源氏は夕顔に仕えていた女房・右近から夕顔はかつて、頭中将の側室だった事を打ち明けられる。源氏はかつて「雨夜の品定め」で頭中将が語っていた「愛した女人が、北の方の嫉妬に遭い、姿を消した。」その女人が夕顔であることを悟る。
さらに、姫君(後の玉鬘)が一人いる事を知った源氏は、右近に「姫君を引き取りたい」と切り出すが、惟光に制止された。騒ぎになる事を恐れ事を公にせず、しばらくしてから夕顔が暮らしていた家へ向かった源氏。しかし、夕顔の家はすでに無人だった。
「夕顔の人物像」
三位中将の娘で、頭中将の側室と言う立場にあったが、その後市井にまぎれて暮らしている。若い光源氏の愛人となるも、互いに素性を明かさぬまま、幼い娘を残して若死にする。
父の死後、頭中将(当時は少将)と結ばれて一女(後の玉鬘)をもうけるが、本妻の嫉妬を恐れて姿を消した。「帚木」巻で語られた「雨夜の品定め」で、「常夏の女」として名前が出てくるがその時は聞き流される。
登場する回数こそ少ないものの、佳人薄命を絵に描いたような悲劇的な最後が印象に残る女性。儚げながら可憐で朗らかな性格で、源氏は短い間であったが彼女にのめりこみ、死後も面影を追う。
後には彼女の娘の玉鬘が登場し、物語に色を添える。
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与謝野晶子の訳による現代語訳ですが、与謝野晶子の生きた時代から約100年以上が経ており、それを現代語訳と申せるかどうかは読者に委ねます。原文よりは理解しやすいかと思います。
「夕顔」(ゆうがお)は、『源氏物語』五十四帖の巻名の一つ。「空蝉」に続く第4帖。「帚木」・「空蝉」・「夕顔」の三帖をまとめて「帚木三帖」と呼ぶことがある。
源氏物語<夕顔(ゆうがお)第四帖>-紫式部
<スリップケース入り>
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テキスト:青空文庫
翻訳者:与謝野晶子
本体サイズ:約H53×W45×D15mm
ケース入りサイズ:H57×W48×D16mm
本 文:書籍用紙にレーザープリント
頁 数:171頁
表 紙:カラー印刷(レーザープリンター)のカバー仕様
内側の表紙はろうけつレザック/緑
ケース:赤厚手レザック
製 本:糸綴じ/ハードカバー/丸背
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【源氏物語の概要】
紫式部の著した「世界最古の長篇小説」という評価を持つ「源氏物語」は、通常54帖よりなるとされる。写本・版本により多少の違いはあるものの、おおむね100万文字・22万文節400字詰め原稿用紙で約2,400枚に及ぶ。およそ500名近くの人物が登場し、70年あまりの出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む典型的な王朝物語である。物語としての虚構の秀逸、心理描写の巧みさ、筋立ての巧緻、あるいはその文章の美と美意識の鋭さなどから、しばしば「古典の中の古典」と称賛され、日本文学史上最高の傑作とされる。
【「夕顔(ゆうがお)」第一部・第四帖(源氏17歳夏から冬)の概要】
『源氏物語』五十四帖の巻の一つ。第4帖。帚木三帖の第3帖。
『源氏物語』に登場する作中人物の女性の通称。「常夏(ナデシコの古名)の女」とも呼ばれる。
巻名及び人物名の由来はいずれも同人が本帖の中で詠んだ和歌「心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花」による。
「源氏夕顔巻」(月岡芳年『月百姿』)
源氏17歳夏から10月。従者藤原惟光の母親でもある乳母の見舞いの折、隣の垣根に咲くユウガオの花に目を留めた源氏が取りにやらせたところ、邸の住人が和歌で返答する。市井の女とも思えない教養に興味を持った源氏は、身分を隠して彼女のもとに通うようになった。 可憐なその女は自分の素性は明かさないものの、逢瀬の度に頼りきって身を預ける風情が心をそそり、源氏は彼女にのめりこんでいく。
あるとき、逢引の舞台として寂れた某院(なにがしのいん、源融の旧邸六条河原院がモデルとされる)に夕顔を連れ込んだ源氏であったが、深夜に女性の霊(六条御息所とも言われるが不明)が現れて恨み言を言う怪異にあう。夕顔はそのまま人事不省に陥り、明け方に息を引き取った。
夕顔の葬儀を終え、源氏は夕顔に仕えていた女房・右近から夕顔はかつて、頭中将の側室だった事を打ち明けられる。源氏はかつて「雨夜の品定め」で頭中将が語っていた「愛した女人が、北の方の嫉妬に遭い、姿を消した。」その女人が夕顔であることを悟る。
さらに、姫君(後の玉鬘)が一人いる事を知った源氏は、右近に「姫君を引き取りたい」と切り出すが、惟光に制止された。騒ぎになる事を恐れ事を公にせず、しばらくしてから夕顔が暮らしていた家へ向かった源氏。しかし、夕顔の家はすでに無人だった。
「夕顔の人物像」
三位中将の娘で、頭中将の側室と言う立場にあったが、その後市井にまぎれて暮らしている。若い光源氏の愛人となるも、互いに素性を明かさぬまま、幼い娘を残して若死にする。
父の死後、頭中将(当時は少将)と結ばれて一女(後の玉鬘)をもうけるが、本妻の嫉妬を恐れて姿を消した。「帚木」巻で語られた「雨夜の品定め」で、「常夏の女」として名前が出てくるがその時は聞き流される。
登場する回数こそ少ないものの、佳人薄命を絵に描いたような悲劇的な最後が印象に残る女性。儚げながら可憐で朗らかな性格で、源氏は短い間であったが彼女にのめりこみ、死後も面影を追う。
後には彼女の娘の玉鬘が登場し、物語に色を添える。
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