「風神雷神 相打つ」新作ギャラリー

オオクニヌシに出雲の国譲りを迫るアマテラスは、最強の剣神であり雷神でもあるタケミカヅチを遣わした。 オオクニヌシは、２人の息子に国を譲る決断を任せた。兄のコトシロヌシは国譲りを承諾するが、弟のタケミナカタはタケミカヅチに勝負を挑んだ。 巨大な岩を投げつける怪力のタケミナカタがタケミカヅチに掴み掛かると、タケミカヅチは腕を氷や剣に変化させる神通力を見せる。稲佐の浜で闘ったこの二柱の神の格闘が、相撲の始まりと云われています。 古事記出雲神話「国譲り」 写真２） 風神タケミナカタ。元寇の際の神風はタケミナカタのご威光であると、鎌倉幕府が定めています。 写真３） 日本最強の武神、雷神タケミカヅチ。腕が剣バージョン。 ハンドメイドマーケット用に、このところ小さめのものばかり作っていたので、たまに大物を作ると気持ち良いですね。今回は、展示のみの作品です。手芸用樹脂粘土で制作。古事記の神話キャラクターを作るのは、私にとってライフワークです。 古事記の物語を自分流に纏めると、〜 （１）国産み （２）黄泉の国 （３）天の岩戸開き （４）大蛇退治 （５）因幡の素兎（～国造り） （６）国譲り （７）天孫降臨 〜までを第一部、とりあえずの一区切りと捉えています。ヤマタノオロチ退治が中盤のクライマックスとすると、国譲りのタケミカヅチ対タケミナカタは、ラスト近くの盛り上がりシーンです。人形特撮がやりたいですね。