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【豆本】なめとこ山の熊<み1-013>-宮沢賢治

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こちらの品は、発送までに10日のお時間をいただいております、ご了承の上ご注文くださいませ。 なめとこ山の熊<み1-013>-宮沢賢治 <スリップケース入り> --*--*--*--*--*-- 著者:宮沢賢治 本体サイズ:約H53×W45×D10mm ケース入りサイズ:H57×W51×D11mm 本 文:書籍用紙にレーザープリントの両面印刷 頁 数:86頁 表 紙:カラー印刷(レーザープリンター)のカバー仕様     内側の表紙はろうけつレザック/緑 ケース:カラー印刷(レーザープリンター)のカバー仕様 製 本:糸綴じ/ハードカバー/角背 --*--*--*--*--*-- 【概要】 「なめとこ山の熊」(なめとこやまのくま)は、宮沢賢治が執筆した童話。渡部芳紀編『宮沢賢治大辞典』(勉誠出版、2007年(平成19年))では、賢治が亡くなった翌年の1934年(昭和9年)7月に耕進社より刊行された『現代童話集』(児童文学研究会編纂)への所収を初出とする続橋達雄の説が紹介されている。 賢治が職業猟師をどう見つめていたかが書き綴られ、資本主義経済における搾取性にも言及した点でも貴重な作品である。文体は、賢治の童話作品では珍しく「常体」で書かれている[1]。 【あらすじ】  なめとこ山の麓に小十郎という熊撃ちの名人がいた。小十郎には家族を養えるほどの畑はなく、山林は政府のものとなって伐採が禁じられ、里では職にありつけず、熊を撃つしか家族を養う道がなかった。  小十郎は、一家七人を養うために、熊を撃ちまくったが、本当は熊に申し訳ない気持ちでいっぱいであった。彼は熊撃ちの時は自信に満ちた名人だったが、殺した熊に言い訳を聞かせ、次に生まれる時には熊になるなよと熊に語りかける。そして、熊の肝と皮を担いで帰る時はみるかげもなく、ぐんなりした風で山を降りてゆく。  なめとこ山の熊にとって、撃ち殺されるのはもちろん迷惑だったが、熊はそんな小十郎に一種の親近感を抱き、いつも高いところから眺めていた。小十郎は時おり、熊の言葉さえ分かる気さえした。彼が、なめとこ山で道に迷って、熊の親子に出会った時に、小熊と母熊の会話を理解してしまい、胸がいっぱいになって、こっそり戻った時があった。  山では気高い小十郎も、なめとこ山の熊が肝と毛皮という商品に変わってしまい、町の荒物屋に売りに行くときはみじめだった。小十郎の毛皮は、ずるい荒物屋によって2枚で2円という安値がつけられる。生活がかかっている小十郎は、それが不当に安いことを分かっていても、仕方なく手放してしまうのであった。  ある日、小十郎は、木に登っている熊に出会い、鉄砲を構えた。鉄砲をつきつけられた熊は、観念し、木から下りると、小十郎に自分が殺されなければいけない理由を尋ねた。小十郎は、最後には安く買い叩かれてしまう熊の末路を教え、気の毒に思っていることを告げた。さらに(本当は熊撃ちをやめて)草の実でも食べて死ぬならそれでも良いような気がする、と本音を漏らした。すると熊は、二年間し残した仕事を済ませたら、二年目に小十郎の家の前で、死んでいてやるから、胆でも皮でもあげるからと約束した。小十郎はそれを聞くと切なくなって、見逃してやった。ところが二年後、熊は小十郎の家にやって来て、約束どおり死んでしまった。小十郎は熊を見て、思わず拝むようにした。  一月、小十郎は90歳になる母に、「水に入る(猟を始める儀式)」が嫌になったと弱音をはき、孫達に見送られながら出かけて行った。それから白沢から峰を越えたところで猟を始めた。するとまもなく不意打ちで熊が現れ、小十郎は撃ち損じて熊に襲われてしまった。小十郎は、お前を殺すつもりはなかったという声を聞き、青い火を見て死を悟り、熊どもゆるせと心でつぶやいた。  三日後、小十郎のために数多くの熊が集い、盛大な弔いが行われている場面で物語が終わる。 ※フォントサイズは小さめですが、判読できる豆本です。 無謀にも?ルビもふってありますが、ルビもかろうじて判読できます。 本文は糸で綴じてあり、開きやすく丈夫な上製本豆本です。 よほど手荒に扱わない限り、壊れることはほとんどありませんので、安心して180度開いてお読みになれます。 綴じから組み立てまですべて手作業にて丁寧に製作しております。 乱丁・落丁はお取替え致します。
こちらの品は、発送までに10日のお時間をいただいております、ご了承の上ご注文くださいませ。 なめとこ山の熊<み1-013>-宮沢賢治 <スリップケース入り> --*--*--*--*--*-- 著者:宮沢賢治 本体サイズ:約H53×W45×D10mm ケース入りサイズ:H57×W51×D11mm 本 文:書籍用紙にレーザープリントの両面印刷 頁 数:86頁 表 紙:カラー印刷(レーザープリンター)のカバー仕様     内側の表紙はろうけつレザック/緑 ケース:カラー印刷(レーザープリンター)のカバー仕様 製 本:糸綴じ/ハードカバー/角背 --*--*--*--*--*-- 【概要】 「なめとこ山の熊」(なめとこやまのくま)は、宮沢賢治が執筆した童話。渡部芳紀編『宮沢賢治大辞典』(勉誠出版、2007年(平成19年))では、賢治が亡くなった翌年の1934年(昭和9年)7月に耕進社より刊行された『現代童話集』(児童文学研究会編纂)への所収を初出とする続橋達雄の説が紹介されている。 賢治が職業猟師をどう見つめていたかが書き綴られ、資本主義経済における搾取性にも言及した点でも貴重な作品である。文体は、賢治の童話作品では珍しく「常体」で書かれている[1]。 【あらすじ】  なめとこ山の麓に小十郎という熊撃ちの名人がいた。小十郎には家族を養えるほどの畑はなく、山林は政府のものとなって伐採が禁じられ、里では職にありつけず、熊を撃つしか家族を養う道がなかった。  小十郎は、一家七人を養うために、熊を撃ちまくったが、本当は熊に申し訳ない気持ちでいっぱいであった。彼は熊撃ちの時は自信に満ちた名人だったが、殺した熊に言い訳を聞かせ、次に生まれる時には熊になるなよと熊に語りかける。そして、熊の肝と皮を担いで帰る時はみるかげもなく、ぐんなりした風で山を降りてゆく。  なめとこ山の熊にとって、撃ち殺されるのはもちろん迷惑だったが、熊はそんな小十郎に一種の親近感を抱き、いつも高いところから眺めていた。小十郎は時おり、熊の言葉さえ分かる気さえした。彼が、なめとこ山で道に迷って、熊の親子に出会った時に、小熊と母熊の会話を理解してしまい、胸がいっぱいになって、こっそり戻った時があった。  山では気高い小十郎も、なめとこ山の熊が肝と毛皮という商品に変わってしまい、町の荒物屋に売りに行くときはみじめだった。小十郎の毛皮は、ずるい荒物屋によって2枚で2円という安値がつけられる。生活がかかっている小十郎は、それが不当に安いことを分かっていても、仕方なく手放してしまうのであった。  ある日、小十郎は、木に登っている熊に出会い、鉄砲を構えた。鉄砲をつきつけられた熊は、観念し、木から下りると、小十郎に自分が殺されなければいけない理由を尋ねた。小十郎は、最後には安く買い叩かれてしまう熊の末路を教え、気の毒に思っていることを告げた。さらに(本当は熊撃ちをやめて)草の実でも食べて死ぬならそれでも良いような気がする、と本音を漏らした。すると熊は、二年間し残した仕事を済ませたら、二年目に小十郎の家の前で、死んでいてやるから、胆でも皮でもあげるからと約束した。小十郎はそれを聞くと切なくなって、見逃してやった。ところが二年後、熊は小十郎の家にやって来て、約束どおり死んでしまった。小十郎は熊を見て、思わず拝むようにした。  一月、小十郎は90歳になる母に、「水に入る(猟を始める儀式)」が嫌になったと弱音をはき、孫達に見送られながら出かけて行った。それから白沢から峰を越えたところで猟を始めた。するとまもなく不意打ちで熊が現れ、小十郎は撃ち損じて熊に襲われてしまった。小十郎は、お前を殺すつもりはなかったという声を聞き、青い火を見て死を悟り、熊どもゆるせと心でつぶやいた。  三日後、小十郎のために数多くの熊が集い、盛大な弔いが行われている場面で物語が終わる。 ※フォントサイズは小さめですが、判読できる豆本です。 無謀にも?ルビもふってありますが、ルビもかろうじて判読できます。 本文は糸で綴じてあり、開きやすく丈夫な上製本豆本です。 よほど手荒に扱わない限り、壊れることはほとんどありませんので、安心して180度開いてお読みになれます。 綴じから組み立てまですべて手作業にて丁寧に製作しております。 乱丁・落丁はお取替え致します。

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ケース入りサイズ:H57×W51×D11mm

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    【豆本】虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)<み1-011>-宮沢賢治

    作家・ブランドのレビュー 星5
    ミニ本ですが、素晴らしい作品です。 とても貴重な昨日ありがとうございます😊
    2022年12月29日
    by piano0614
    緋珠璃庵(ひだまりあん)/吉祥さんのショップ
    緋珠璃庵(ひだまりあん)/吉祥からの返信
    レビューありがとうございます♪今回も無事にお届けでき、安堵しております。 こちらこそいつも誠にありがとうございます、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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    【豆本】赤い蠟燭と人魚<お1-001>-小川未明

    作家・ブランドのレビュー 星5
    いつも素敵な作品をありがとうございます!馴染み深いお伽噺が嬉しくて、思わず読み耽ってしまいました。手元に緋珠璃庵様の本が増えてくるのも嬉しいです。ありがとうございました!
    2022年5月30日
    by mzx
    緋珠璃庵(ひだまりあん)/吉祥さんのショップ
    緋珠璃庵(ひだまりあん)/吉祥からの返信
    レビューありがとうございます♪無事にお届けでき、安堵致しました。 いつもごひいき下さり誠にありがとうございます。 こちらこそありがとうございます、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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