創作人形　源氏物語シリーズ　「葵上」

昨年、源氏物語の登場人物をモチーフとした２体のお人形を制作し、今年もまた作りたくなりました。 たくさんいる登場人物の中から、誰を作ろうか・・・ そして、「葵上」と「明石の君」を選びました。 葵上は源氏の君の正妻でありながら、愛に不器用なため満たされることなく、源氏の息子・夕霧を遺して早逝してしまいます。 左大臣の姫君として何不自由なく育ちプライドが高いところを、華やかな表着で、内面のナイーブさとして淡い桃色を重ねてみました。 合わせるお花は、アオイ科フヨウ属の「酔芙蓉」を選びました。 花言葉は「しとやかな美人」「心変わり」。 背後の几帳は、淡い空色。画像だとわかりにくいのですが、可愛らしい猫柄なのです。 プライドが高い葵上も、実はこっそり可愛いもの好きで、猫グッズを集めていたり？なんて妄想していました。 性格は多分きっとツンデレさん。 なので、よくツンデレタイプと言われる三毛猫にしてみました。 ご参考までに、作品もうつっている個展動画もどうぞ。 https://www.youtube.com/watch?v=bu1ToK3Oxiw&t=20s セット内容：人形本体、几帳、台座板（朱里桜）、布貼り収納化粧箱 素材：土粉粘土、樹脂粘土、正絹、アクリル着彩、木材など