鈴木陽子作品集 vol.8　｢物語の形態学｣/音楽CD

今回のCDは、クラリネット、ヴァイオリン（ヴィオラ）、ピアノの三つの楽器の組み合わせによる七つの曲からなっています。初めの六つの小品では、反復、グリッサンド、引き伸ばされた音など、音の動きに着目して作曲しました。最後の曲『物語の形態学６―王子と教育官』は、語り付きの三重奏で、プロップが『昔話の形態学』で行った分析に沿って作曲を試みました。 演奏： ［アンサンブル・ノマド］甲斐史子 / ヴァイオリン（ヴィオラ） 、菊地秀夫 / クラリネット（バスクラリネット） 、中川賢一 / ピアノ、吉川真澄 / ナレーション 録音：桑原政樹（シャッツグレーバー） 2022年12月22日（木）杉並公会堂 小ホール 1. 『ノマドなモナドⅤ』バスクラリネットのための（2021）初演 “Nomadic Monad V” for bass clarinet (2021) première 2. 『スケアクロウ』クラリネットとピアノのための（2021）初演 “Scarecrow” for clarinet and piano (2021) première 3. 『インクの匂い』ピアノのための（2021）初演 “Smell of Ink” for piano (2021) première 4. 『点と線の遊び』ヴァイオリンとピアノのための（2021）初演 “Play of Dots and Lines” for violin and piano (2021) première 5. 『歪み』バスクラリネット（クラリネット持替）とヴィオラ（ヴァイオリン持替）のための（2022）初演 “Distortion” for bass clarinet (clarinet) and viola (violin) (2022) première 6. 『滴の旅』ヴァイオリンのための（2022）初演 “Journey of Drops” for violin (2022) première 7.『物語の形態学６―王子と教育係』ヴァイオリン(ヴィオラ持替)、クラリネット、ピアノと 語りのための（2022）初演　中村白葉訳「王子とその傳育官」『ロシア民話集―アファナーシェフ民話集Ⅰ』より脚色 “Morphology of the Folktale 6: Prince and Education Officer” for violin (viola), clarinet, piano and narrator (2022) première